富士の鋳物会社で正社員として働いています。
2021年09月02日
富士市の鋳物製造会社、(株)スギヤマで正社員として働いている外国人社員3人の紹介です。
派遣社員として働いていたブラジル人社員が優秀であったため7年前に正社員として雇用したのが最初。人柄もよく、仕事もよくできたため会社としては外国人雇用に対する抵抗感はなく、その後4年前にブラジル籍、2年前にコロンビア籍の方が正社員として働いています。
(写真左上)グスタボさん(ブラジル):1997年来日 入社7年
(写真右上)サカグチさん(ブラジル):2005年来日 入社4年
(写真左下)ジョンさん(コロンビア):2008年来日 入社2年
(写真右下)望月総務部長
<入社時困ったこと>
グスタボさんは日本語が問題でしたが仕事のやり方は上司や同僚が根気よく何回も何回も教えてくれました。たいへん助かりました。サカグチさんは日本語会話が流暢であったのでトラブルは少なかったようです。ジョンさんは日本語がまだ十分ではありませんが二人の先輩外国人社員がスペイン語を使いながら仕事を教えてくれたのですぐ仕事に溶け込めました。ジョンさんは日本語を勉強したいと考えていますが他の南米系の人と同様会社の休みは家族サービスに使うためつい後回しになってしまうようです。
3人とも同じ職場で働いております。そのため言葉の問題も少なく、グスタボさんがリーダーのもとうまくまとまって仕事ができています。
<入社してよかったこと>
会社が費用を負担してくれて各種の資格を取得しました。フォークリフト、クレーン、玉掛、ガス溶接など。大型フォークリフトについては広島まで行きました。また高校生の子供には会社から奨学金が支給され対象となるグスタボ、ジョンさんは喜んでいました。 正社員になって失職の心配がなくなり生活も安定しました。家族も喜んでいます。
<将来の希望など>
皆さんの希望は同じで子供を日本の大学に入れたいということです。
正社員になってマイホームを建てた人もいました。ローンは長いよ、と言いながらも笑顔でした。
なお、会社以外にも町内会など地域の活動にも参加しています。会社でも地域でも皆さんに仲良くしてもらっていますがまだ外国人という目で見られる場合があります。いつか日本人と同様に普通に見てもらえるようになればいいと思います。
(株)スギヤマ 望月総務部長から一言
外国籍の社員は一生懸命働いてくれており貴重な戦力となっています。グスタボさんには班長として現場を任せています。コロナによる経済の影響は避けられませんが雇用調整金などを活用し雇用維持に努めています。コロナ収束後には中止していた夏祭り、社内旅行など復活したいと考えています。
記:編集ボランティア 鈴木武寿