”ジャガイモ少年”ブラジルサッカーの星ネイマールを目指す!!~冨田・エステファノ・大輝君(三島市在住・高校1年16歳)~
2018年01月29日
サッカーとの関わり
ボクの原点はジャガイモと言われているんです。生まれて間もなく、父の故郷、ペルー南部のアレキーパ県につれていかれたのですが、標高の関係か病気になってしまい、そのままペルーの祖父母のもとにとどまることになってしまいました。2歳のころ、庭でジャガイモを蹴って遊んでいた姿を見て、現地のサッカー関係の方が、この子は間違いなく世界レベルになると言ったそうです。ボクは記憶がありませんが、これが原点です。
日本に帰って、小学校では地域のクラブに入っていました。4年生からはアスルクラロに所属して県レベルでも高い評価を受けました。6年生から中学2年まで、父の仕事の関係で再度ペルーへ。アレキーパ市のデポルテ・センターに所属してジュニア世代の全国3位を勝ち取りました。ペルーのトップチームのアリアンサ・リマのユースのテストにも合格しました。中2で日本に戻ってからは東京ヴェルディの下部のFCヴァーデュア三島に、そして高校では県でも強豪のサッカー部に入りましたが、より高いレベルへ挑戦するため、現在は、伊豆市と御殿場市の社会人チームに所属して、練習や試合に臨んでいます。
サッカー以外で日々の生活などを教えてください。
ダンスが好きです。主にヒップホップ系ですが、曲を聴くと自然と体がリズムをとって踊ってしまいます。勉強では、数学と体育が好きです。ちょっと英語が苦手です。普段の家での会話は、日本人の母とは日本語ですが、父とはスペイン語で話します。ペルー料理の中で好きなものは、家庭料理のセビチェです。セビチェは、魚介類のマリネというか、野菜もたっぷりのサラダのようなものです。新鮮な白身の魚と野菜、香料やオリーブオイルなどの味付けで、本当においしいです。
サッカーで目指す目標は
今は、静岡の社会人チームでトレーニングに励み、技を磨きながら過ごしていますが、必ずや、全国レベル、さらには世界レベルでの活躍の場を勝ち取れると信じています。そして、ヨーロッパに渡り、ネイマール(ブラジル代表、現在パリ・サンジェルマンで活躍)と同じピッチに立つことが目標です。
ジャガイモを蹴っていた少年が、ネイマールを目指す。そのたぐいまれな身体能力とサッカーセンスは、どのチームのコーチからもお墨付き。ひょっとすると、静岡からものすごい選手が誕生するかも。胸がわくわくするインタビューでした。
記:金子 諭