ドッジボールで全国制覇、そして夢は空手でパリ・ロス五輪へ

2017年08月29日

Heffley・今井・晴之君(三島市在住)

ドッジボールというと小学生のボール遊びというイメージですが、実は今や競技スポーツとして、全国レベルいや世界的にも認知されつつあることをご存知でしょうか。日本では1991年に日本ドッジボール協会が設立され、全日本選手権大会も開催されています。三島市在住の小学5年生、Heffley・今井・晴之君(11)は、静岡県を代表する強豪チーム“三島☆金(きん)狼(ろう)”の副キャプテンとして活躍中で、来年1月の静岡県大会での優勝、そして3月の全国大会で各県代表50チームの頂点に立つことをめざして、週2回の練習に汗を流し、県内外のチームとの交流試合を通して技量に磨きをかけているところです。晴之君は、日本で生まれて日本国籍ですが、ママのマダリナさんはルーマニア人。大学生のころ日本に遊びに来て、日本の自然や風土に魅了され、結局住み着いてしまったそうです。都会よりも、富士山が見え、海にも近い静岡県の東部が大好きとか。家での会話は英語、ただ、ママは怒るとルーマニア語になるので、晴之君はルーマニア語も少しわかります。日本語は、ママより上手。漢字を教えたりします。学校では、英語はもちろん得意科目ですが、国語がちょっと苦手。体育ばかりでなく、理科、図工、算数なども大好きです。ルーマニアには5回ほど行ったことがあり、景色がきれいで、料理がおいしいそうです。ママやおばあちゃんの作るドーナツは大好物です。

ドッジボールの次は空手!

ドッジボールは、認知されつつあるとはいえ、中学生以上になると部活はもちろん、チームもなくなってしまい、続行が難しいので、晴之君としては、中学生になったら何をしようかと、ちょっと悩んでいます。得意なスポーツは、サッカー、バスケ、スノーボード、マウンテンバイクなど多種にわたりますが、やはり、本命は幼稚園の頃に始めた空手です。ドッジボールと練習が重なるので今は中断していますが、中学に入ったら再度始めるつもりです。空手を始めたきっかけは、ブルースリーの映画を見てかっこいいと思ったこと。また、個人戦で勝つとすごく嬉しいし、大きい人と試合ができることも楽しいとのこと。
昨年12月に行われた第23回静岡県極真空手道選手権大会では、組手で、小4男子初級クラス準優勝を果たしました。本当は優勝して全国大会へ出たかったのですが、もう一歩のところで悔しい思いをしました。そのリベンジとして、まずは全国レベルへ、そして夢はでっかくオリンピアン。空手は2020年東京オリンピックで新たに競技種目に決まり、その後のパリ・ロスが、晴之君にとってのターゲット。しっかり練習していきたいと思っています。
空手の話をすると、小柄な晴之君の目が一段と輝いたのがとても印象的でした。

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