令和7年度 留学生就職支援講座「静岡県の経済・産業について」

2025年07月16日

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静岡県の経済・産業

講師:静岡産業大学 特任教授 総合研究所 所長 中山 勝 氏

西部

日時:令和7年6月18日(水) 16時10分~17時30分
場所:静岡大学浜松キャンパス工学部7号館7-11
受講者数:16名(うち日本人4名)

中部

日時:令和7年6月28日(土) 13時30分~14時30分
場所:B-nest 静岡市産学交流センター 7F演習室3
受講者数:15名

 

この講座では、産業や経済などの面から静岡県の特徴を学びます。温暖な気候と地理的条件に恵まれた静岡は、住みたい県ランキングの上位にランクインし、移住先としても人気の高い県です。そんな静岡県の文化や生活、経済には、歴史が深く関わっていて、江戸時代に静岡市内で文化が発展したこと、徳川慶喜など近代日本に関わった人物と縁が深いことが、現代にも影響を与えていることをご紹介いただきました。経済面では、静岡県の経済は人口と同じく10位で、多くの県内企業がアジアの新興国を中心に海外進出し、現地市場の開拓を進めていること、産業面では、西部は輸送機器、中部は食品や水産加工、東部は紙パルプや観光と地域ごとに特色があり、近年では西部の光技術、中部のフーズサイエンス、東部の医薬品を中心に、新たな産業クラスター(※関連企業がブドウの房状に集まっている地域)が誕生していることを教えていただきました。大企業のみならず中小企業がイノベーションを原動力に数々の日本一を生み出してきた静岡県ですが、他の地域と同様、人口減少が大きな懸念点となっていることもご紹介いただき、海外進出のため留学生を採用する企業が増えていること、日本で仕事をする上で重視されるのは主体性と仲間意識、そして何よりも協働(コラボレーション)する力であることを教えていただきました。終了後のアンケートには、「静岡県の経済発展は歴史と深くつながっていることを知った」「中小企業が活躍していることが興味深い」といった感想が寄せられました。