令和4年度留学生就職支援講座「静岡県の経済・産業について」「静岡県企業について」「就職活動の基礎知識・在留資格について」(西部)
2023年02月02日
当協会では県内企業に就職を希望する留学生に対し、就職に必要な知識やマナーの習得、静岡県の産業や企業についての理解を深めるための就職支援講座を実施しています。
6月から7月にかけて浜松で開催した講座について報告します。
西部第1回 「静岡県の経済・産業について」
日時:令和4年6月22日(水) 16時00分~17時30分
場所:静岡大学浜松キャンパス工学部7号館7-11
受講者数:17名
講師:中山勝 氏((一財)企業経営研究所 理事長)
内容:静岡県の経済・産業について、様々なデータを基に紹介しました。静岡は自然条件、地理的条件に恵まれていて、住んでよし、働いてよし、訪れてよしの場所であること、東部・中部・西部でそれぞれ特徴的な産業があり、近年は新たな産業創出の動きがあること、静岡の地から様々なイノベーションや日本一が産まれていることなどについて紹介していただきました。今回参加していただいた留学生は1年生中心だったため、静岡県に住んで間もない方も多く、講座を通して静岡県の魅力や地域特徴ついて分かったという声がありました。
西部第2回 「静岡県企業について」
日時:令和4年7月13日(水) 10時30分~12時00分
場所:静岡大学浜松キャンパス工学部7号館3階 日本語教室2
受講者数:7名
講師:株式会社ユニバンス グラベナエリキ 氏(総務部人事グループ)
劉留 氏(商品開発部商品設計グループ)
内容:株式会社ユニバンスは湖西市に本社を置く、車の走りを支える駆動、制御系ユニット及び部品を中心に商品開発から機械加工、組み立てまで一貫生産を行う専門メーカーです。講座では、会社概要、海外への展開、外国人社員の在籍状況、実際の仕事の内容や福利厚生について紹介していただきました。また、留学生の強みとして、言語能力だけでなく、様々な環境に適応できること、異文化理解、問題解決能力などが挙げられていました。質疑応答では、リモートワークなどの働き方、外国人へのサポート、昇進やキャリアプランなどについての質問が寄せられ、和やかな雰囲気の中、講師のお二人から本音でお話いただきました。留学生からは、就職にするにあたって知識はもちろん人格が大切だと分かった、今回得た知識を活かして就職活動に進みたいといった感想がありました。
西部第3回 「就職活動の基礎知識・在留資格について」
日時:令和4年7月30日(土) 10時00分~12時00分
場所:静岡大学浜松キャンパス工学部7号館7-11
受講者数:11名
講師:岡村めぐみ 氏((公財)浜松国際交流協会(HICE)外国人雇用サポートデスク相談員
沖田祐子 氏(行政書士)
ナレスマハラジャン 氏(通訳)
内容:初めに就職活動の基礎知識として、就職活動の流れや、企業が留学生に求めること、留学生へのアドバイスなどについて説明していただきました。日本の就職活動は新卒者一括採用のため早めに行動することが大切であることや、なぜ日本で働くのか、将来の夢やビジョンなどを考えしっかり自己分析することの必要性、日本語能力の向上やインターンシップに参加することも大切だとアドバイスをいただきました。
後半は在留資格についての講義を行い、就職に関連した在留資格の紹介、大学卒業にあたって必要な在留資格変更手続きの流れ、留学生が気を付けるべき点などについて説明がありました。就職の内定を得たらどのような手続きが必要なのか、また、卒業までに就職が決まらない場合も就職活動のための資格に切り替えて引き続き就職活動ができることなどについ紹介していただきました。質疑応答の時間では留学生からたくさんの質問が寄せられ、これまで疑問に思っていたことや不安が解消されたようでした。