平成29年度 留学生就職支援講座
2018年04月03日
静岡県の大学に在籍する留学生は約900名ですが、人手不足といわれ、売り手市場となったここ数年、少しずつ国内・県内への就職は進んでいます。
静岡県の企業にとって、静岡県に在住経験を持ち、日本の言語や文化を理解する留学生は、国際ビジネスの拡大や競争力を強化するために必要なグローバル人材として、期待が寄せられています。 一方で、授業より優先させて行う就職活動や日本人と一緒に受ける筆記試験や面接試験など、日本人学生にも大変なこのプロセスは、留学生にとって、ハードルがとても高いようです。
留学生が、ものづくりや世界シェアを占める魅力ある静岡県内企業への理解を深めることを目的に、当協会では就職活動に必要な情報や機会を提供する基礎講座や企業訪問を毎年実施しています。当協会がこの講座を始めてすでに8年目となります。最初は、留学生の参加率がとても高く、就職活動にとても積極的でしたが、年々帰国希望の学生や、また、就職後に日本企業に馴染めず辞めてしまう学生が増えている印象です。留学生も企業も双方に歩み寄り、多様な人材が共に働くための環境整備が求められているのではないでしょうか。
日程・開催場所 | 講師 | 内容 | |
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1 |
西部 6月8日 木曜日 浜松市 |
静岡県企業への外国人留学生によるプレゼンテーション |
静岡県企業への外国人留学生によるプレゼンテーション |
2 |
西部 |
一般社団法人企業経営研究所 |
静岡県の経済・産業について |
3 |
西部 |
留学生OBの就職体験談 西部
中部
|
静岡県の企業で働く先輩の体験談 |
4 |
西部 |
影山貴子 氏 |
就職活動の流れ・自己分析・情報収集の方法、書類作成、面接対策について講義を行い、その後、面接は全員体験し、個々アドバイスを行った。 |
5 |
11月4日 土曜日 静岡市 |
留学生OB・OGとの交流会 コーディネーター
スピーカー
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静岡県企業に勤める留学生のOB・OGから、就職活動について、日本企業の制度や文化について、静岡県と首都圏との生活の違い、などをテーマに、パネルディスカッションを行った。また、後半はフリーディスカッションを行い、個々に質問に応じた。 |