令和6年度 留学生就職支援講座「静岡県の経済・産業について」

2024年08月21日

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当協会ではふじのくに地域・大学コンソーシアムからの委託を受けて県内企業に就職を希望する留学生に対し、就職に必要な知識やマナーの習得、静岡県の産業や企業についての理解を深めるための就職支援講座を実施しています。

その中の1つ、「静岡県の経済・産業」について報告をします。

静岡県の経済・産業

西部

日時:令和6年6月19日(水) 16時10分~17時30分
場所:静岡大学浜松キャンパス工学部7号館7-11
受講者数:16名(内日本人3名)
講師:一般財団法人企業経営研究所 理事 中山 勝氏

中部

日時:令和6年6月29日(土) 13時30分~14時30分
場所:B-nest 静岡市産学交流センター 6F演習室
受講者数:20名
講師:一般財団法人企業経営研究所 理事 中山 勝氏

 

この講座では静岡県について、地理・産業・経済の面からどんな県であるかを学びます。温暖な気候と日本の真ん中という地理に恵まれた静岡県は住んでよし、働いてよし、訪れてよしの県であること、経済指標(人口、経済総生産等)の多くが全国比3%、都道府県別10位内であることをご紹介いただきました。その中で、第2次産業は全国シェア5%と高く、静岡県は「ものづくりの県」と言えます。県内産業は西部は輸送機器、中部は食品、水産加工、東部は紙・パルプ、観光業と地域によって違った特色がある事や、近年では、一つの事業を柱に、事業を派生させる「クラスター産業」も多く見受けられ、「光産業」の西部、「フーズサイエンス」の中部、「医療」を柱とする東部、とやはり地区により得意とする産業が違う事も教えていただきました。また静岡県の産業の土台にあるのは、日本一を作った力、イノベーション力であり、大企業の他、日本一を目指す魅力的な中小企業についてもご紹介をいただきました。留学生の就職活動については、企業が留学生に求めていることは主体性・実行力・コミュニケーション力であること、日本語能力がなぜ大切か、留学生同士だけでなく、日本人学生や地域の人とも積極的に関わってほしい、などのアドバイスをいただきました。講座終了後の感想では「説明が丁寧でわかりやすかった」「静岡の産業についてとても勉強になった」、「静岡県の企業に興味を持った」「企業が留学生に何を求めているのかわかってよかった」などの感想がありました。