平成26年度 留学生就職支援講座

静岡県企業を知ろう 留学生を対象としたバスツアー（中部地域）

当協会は、静岡県内の大学に在籍する留学生を対象とした企業訪問を毎年実施しています。今年は2月23日に開催しました。（静岡県留学生支援ネットワーク委託事業）

企業、大学、行政機関等と連携・協力し、留学生と県内企業のマッチングを進めることを目的としています。

今年度からは、就職活動時期の繰り下げが決定し、スケジュールが大幅に変更になっています。そのような状況の中で、この春に静岡県の企業3社を訪問させていただきました。企業の概要や海外進出先等の説明を受けた後、工場等を見学させていただきました。最後に、今後の就職活動のスケジュールや企業が求める人材について、企業の経営者や人事担当者から直接お話しを伺いました。
静岡県内企業の就職に関心のある留学生12名が、熱心に視察しました。

参加者からは「日本のすばらしい技術やすばらしい機械を見せていただき、日本人の仕事の取り組み方を教えてもらいました。」「今回の訪問で、ホテルの業務や従事している社員の皆様のことをより理解することができました。」などの報告がありました。

留学生就職支援講座

静岡県企業のアジアへの海外進出は益々加速し、グローバルな人材として、留学生を積極的に採用しています。また、留学生1,000名が静岡県の大学に在籍し、多くの留学生が日本の企業への就職を希望していますが、静岡県企業の情報がほとんどないことから、静岡県企業の就職が進んでいないのが現実です。

当協会では、留学生の交流（親善大使や交流支援）や支援事業を展開している中、留学生から、就職支援をしてほしいという要望が多くあるため、毎年夏休みを利用して、留学生就職支援講座を開催しています。

今年は、中部から24名、西部から9名の応募があり、今年度から東部地域の7名も加わり、熱心に受講しました。

静岡県の産業や静岡県の企業で働いている先輩の話、ビジネス場面における日本語など2回の講義を受けた後、西部や中・東部の自動車部品や食品製造工場や、金融関係等の企業を訪問しました。

過去受講生の約半分の留学生が、静岡県や他県の日本企業へ就職し、研修や先輩の指導の下、社会人の一歩を踏み出しています。以前受講生だった留学生が講師となっている姿が大変頼もしく、この講座の実りを実感できる場面でもありました。