オブジェチーボ ジ イワタ(令和元年)

2021年08月02日

実施団体 オブジェチーボ ジ イワタ(磐田市)
事業名 ブラジル人学校における職業体験及び進路指導
助成額 252,624円

背景・目的

当校では、2018年度にも静岡県の「子ども日本語基金」を活用し、職業体験を行いました。今回はその職業体験に、卒業生の「先輩の話を聞こう」や進路相談なども加えて実施しました。この活動の目的は、子どもたちの将来に対する視野を広げ、主体的、かつ具体的な目標を持てるようにすることです。

実施内容

 

  1. 「子どもまちゼミ お仕事体験ワーク」に参加 (小学5年生4名が参加)
    体験先は、自動車販売店、農園、食品販売、ホテルと様々で、日本人児童と2,3人のグループに分かれて活動しました。仕事を体験した後、再度、全員が一か所に集まり、成果をポスターにまとめ、報告しあいました。
  2. 高齢者介護施設にて職業体験 (中学2年生4名が参加)
    職員の方々や高齢者の方々と交流しながら、介護の仕事を体験しました。入居者のお部屋の掃除、洗濯、ベットメイキングなど慣れない仕事に戸惑いながらも、身振り手振り、指示を確認しながらがんばりました。

成果

前回は当校の生徒のみの職業体験でしたが、今年度は、同世代の日本人児童と一緒に活動し、同じ課題に取り組みました。大勢の日本人の子ども、大人の前で発表できたことは当校の生徒にとって大きな自信につながったのではないかと感じています。
また、当校の卒業生で社会に出て働いている先輩の体験談を聞くことにより、自分は将来こんなことをやってみたい、など具体的な目標ができた生徒もいます。今後もこの活動を継続して行っていきたいと考えています。