特定非営利活動法人 ソヒゾ デ クリアンサ 日伯交流協会

2019年10月27日

実施団体 特定非営利活動法人 ソヒゾ  デ  クリアンサ  日伯交流協会
事業名 放課後宿題・学習クラブ

私たちNPO法人ソヒゾ・デ・クリアンサ日伯交流協会(菊川市)では、2018年10月から2019年6月末まで、外国人の子どもの居場所づくりを目的とし「宿題・学習クラブ」を週3回、毎回2時間ずつ行ってきました。学校が終わった後に子どもたちが気軽に立ち寄り、宿題をしたり、子ども同士が交流したりできる場を設けることで、日本語習得のサポートだけでなく、子どもたちの抱える様々な悩みに寄り添うことが目的です。
外国人の多い菊川市で、子どもたちが日本の学校へ入ってからも学校以外でサポートできる体制を作っていきたいと考えました。「勉強についていけない」「小学校から中学校に進んだが、部活や学習のことが心配」「高校進学について考えているが、日本の受験システムがわからない」等々の悩みや相談に応えるべくこの事業を実施し、保護者も含め、子どもたちにとっても今までにない画期的な事業だったと自負しています。
具体的には、子どもたちがもってきた宿題をサポートしました。習熟度が足りない子どもについては、ドリルやプリントを使って必要だと思われる学習支援を行いました。最後に全員でしりとりやカルタのゲームをして交流を図りました。
残念だったのは、この事業の認知度が上がらず、多くの子どもたちを集めることができなかったことです。また、ブラジルの子どもたちがほとんどで、そのほかの国の子どもたちに参加してもらえなかったことも非常に残念でした。今後、このような事業を行っていく上での課題だと感じています。