オブジェチーボ・ジ・イワタ（令和二年）

背景・目的

当校のキャリア教育は、ブラジル人学校独自の視点を踏まえ、模索し続けて3年目を迎えました。

実施内容

1. 「わくわくお仕事インタビュー　～子どもだってZOOM会議～」
   NPO法人ドリームゲートの協力で当校の小学6年生が磐田市内小学校の児童と一緒にZOOMで職場体験を行いました。コロナ禍の中、開催が危ぶまれましたが、スタッフの熱意と工夫で、まるで、テレビ番組に参加しているような楽しい体験となりました。
2. 「中学2年生　職場体験」
   磐田市内3か所(自動車販売店、ドッグサロン、美容室)に分かれて、中学2年生が職業体験をしました。生徒は体験後、各事業所の紹介ポスターを作成し、発表しあうことで、職業に対する視野が広がりました。
3. 「先輩の話を聞こう・進路相談保護者会」
   生徒たちがそれぞれの成果をスライドにまとめ、保護者に向けて発表しました。その後、卒業生の体験談を聞き、進路相談会も実施しました。保護者からは、日本語ができないことで苦労したこと、子どもの将来に対する思いなど感想や質問などが飛び交い、活発な相談会になりました。

成果

今回、職業体験を行った事業所は地域で頑張っている個人事業主さんが多く、自分たちで創意工夫、努力することで、今の仕事を維持していること、また、その為に、努力が必要であること等について身をもって示してくれました。振り返りでは、生徒から「いろいろな技術を学びたい！」「専門家になりたい！」といった感想があがり、今までにはない将来への視点が生徒達に生まれたと感じています。　
3年にわたって、この基金の活用できたことで、当校の活動にキャリア教育を取り入れることができました。今後もこの活動を継続すべく、今後も努力していきたいです。