湖西国際交流協(令和元年)

2021年08月02日

実施団体 湖西国際交流協会(湖西市)
事業名 体験型日本語初期支援指導教室
助成額 310,000円

背景・目的

湖西市では、ここ数年、親の仕事の都合で突然来日する児童・生徒が増えています。そうした子供たちがいきなり日本の学校へ編入すると、環境に馴染めず精神的にも大変な苦労して、学力がつかなかったり、途中で退学してしまったりすることがあります。そうしたことから、来日間もない日本語ゼロの外国籍児童・生徒が、日本の学校にスムーズに移行できるよう、日本語支援や体験活動を行いました。

実施内容

日本語支援では、ひらがな・カタカナ・数字を学び、基本的なあいさつや「~が痛いです」と言えるようにしました。体験活動では、編入する学校の探検をしたり、通学路を歩いて日本の交通ルールを学んだりしました。また、近所の交番を訪ねて、お巡りさんと話したり、お店に入る経験などもしました。

成果

当初、表情が硬かった子どもたちも、最後には笑顔であいさつできるようになり、学校へ行くことを楽しみにしている様子が伺えました。ただ、1日2.5時間で15日間という短い期間での経験は十分とはいえず、今後こうした日本語初期支援の統一的な仕組みが作られることを期待します。