学校法人ムンド デ アレグリア学校

2019年10月27日

実施団体 学校法人ムンド・デ・アレグリア学校(浜松市)
事業名 次世代を担う日本語初級レベルの若者を対象とした人材育成事業

次世代を担う日本語初級レベルの中高生を対象に、母語で漢字の意味を指導する人材育成を目的とし、日本語初級学習者が自らの学習経験を生かし、漢字の意味を母語で小学生に教えるというプロジェクトを実施しました。教える側自身の日本語学習のモチベーションを向上すると共に、母語で指導することにより、小さい子どもたちがより漢字学習に興味を持つという、教える側、学習する側双方にとって『winwin』の活動として有効であると考えました。

プロジェクトは2回に分けて実施しました。第1弾では、年少者が覚えやすいようにテーマごとに漢字を集め、視覚的に覚えられるような教材を作成しました。第2弾では、校内漢字試験合格をめざし、漢字50字の意味をゲームやテストを用い指導しました。担当教員はファシリテーターとして活動しました。

結果、校内漢字試験で、受験者16名中15名合格するという一定の効果を示すことができました。また、教える側への実施後のアンケート調査により、教える側のモチベーション向上という当初の目的も達成することができました。本事業では意味を指導するところで終わっていますが、漢字学習の入り口でストレス無く楽しく学ぶことができ、今後の読み書きの習得に繋げることができました。