国際交流の輪を広げよう

2016年02月02日

三島市国際交流協会の活動紹介

1957(昭和32)年7月、三島市は米国カリフォルニア州パサディナ市と姉妹都市提携の調印を行い、今年60年目を迎えました。

三島市は、パサディナ市に続いて、1991(平成3)年にニュージーランドのニュープリマス市と姉妹都市、1997(平成9)年に中国・浙江省の麗水市と友好都市の契約を締結しており、この3都市との友好・交流の推進が、三島市国際交流協会(MIRA)の活動の大きな柱です。中高生の研修派遣(3市)、大学生の相互研修派遣(パサディナ市)、教師の相互交換派遣(ニュープリマス市)、書画・写真等文化交流(麗水市)などの事業がおこなわれていますが、特に3市からの来訪時における歓送迎会、学校訪問やホームステイ、レクリエーションや周辺観光などで、サポートを行っています。

活動の第2は、在住外国人との交流の推進です。国際交流フェア、ふれあいフットサル大会、新春交流パーティーなどを開催し、在住外国人と市民との触れ合いの場を提供しています。最近、フラワーアレンジメントの講座を始めましたが、外国人にとても好評です。また、日本語サークルというグループは、在住外国人の日本語の学習サポートを行っています。

活動の第3は、外国語の習得の奨励事業です。英語、スペイン語、中国語、韓国語の講座を開設しており、例年、好評です。姉妹都市親善英語スピーチコンテストは、昨年、52回目を迎えました。1964(昭和39)年に第1回を開催して以来、50年以上継続している事業です。

MIRAでは、スピーチコンテストに代表されるように、継続して事業を行うことを志向しています。国際交流フェアも22回の開催を数えます。継続は力なり、ですが、最近は、各事業の中身に目新しさ加えたり、新たな行事を取り入れたりして、斬新性にも力を入れています。

協会の直面する大きな問題は、会員の高齢化です。活動の担い手が年々高齢化し、一方で、若い人は仕事や家庭のことが多忙で、なかなか活動に加わってくれません。結果として、会員数も減少傾向にあり、この克服が大きな課題です。

「多くの国の人々との交流を通じて相互理解と友好親善を深め、もって世界の平和と繁栄に寄与する」という目的に向かって、協会は一層のステップアップを図っていきます。三島市のみならず、近隣の方が、国際交流の輪に加わってくれることを望みます。

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記:編集ボランティア  金子 諭(三島市国際交流協会 広報委員長)