TFTで給食支援

2017年03月02日

学生活動団体「World Smile Project」

日本大学国際関係学部(三島市)にWorld Smile Projectという学生活動団体があります。Table For Twoという活動を通してアフリカやアジアの子どもたちに給食を支援しようという学生団体です。代表の国際関係学部3年水川祐太さんに活動内容を紹介していただきました。

「Table For Two」の取り組み

Table For Two・・・通称TFTというプロジェクトをご存知でしょうか?TFTとは、カロリー摂取過多な先進国の人に低カロリー・ヘルシーメニューを1つ購入していただき、料金のうちの20円がウガンダ・ルワンダ・エチオピア・ケニア・タンザニア・ミャンマー・フィリピンの7か国の特定の地域の子供たちに送られるというプロジェクトです。現地では20円が給食1食分にあたるので、我々が1食購入することで支援先の誰かに1食プレゼントしているということになります。我々がヘルシーメニューで健康体を目指す一方、支援先の子供たちも栄養のある1食1食で命を繋ぎ、それがまるで国も時間をも越えて一緒の食卓で食べているようなことから「Table For Two」、二人の食卓という名がつけられました。
我々World Smile Project略してWSPは、このプロジェクトに賛同して、日本大学国際関係学部の学生食堂において活動をしています。我々自身がヘルシーメニューを考案し、試食会なども行って、食堂のプロにそれを作ってもらい、毎月違ったメニューを販売するのです。当初20人程だった部員も今では50人まで増え、更に活気のある部活へと変わりました。
ところが、創立5年目を迎えたところで、活動開始時からお世話になっていた食堂が建物ごと取り壊しとなり、活動拠点が無くなってしまうという事態に追い込まれ、我々は悲しみと同時にこれからの活動方法に焦りを感じていました。しかし学校内だけでなく学校外での活動も行った経験があったため、私たちはもう一度奮起して、三島市のイベントの「三島バル」にてミネストローネを配布、募金活動をさせていただいたり、静岡市の松坂屋にあるレストラン「カトレヤダイニング」さんとコラボをしてWSP考案のメニューを置かせていただいたりしています。そして、待望の学生食堂についても、新たに食堂を運営することになった「シダックス」さんとも咋秋からコラボをさせていただけることになり、学校の内外に関わらず今まで以上に活動の幅を広げることができました。
我々WSPは、TFTの取り組みをもっと多くの人に知ってもらい、支援先の子供たちに1食でも多くの給食が届くよう、学内のみならず、学外においても活動していきます。我々の力は微々たるものですが、これからも1人でも多くの子どもを救えるよう全力を尽くします。

写真は、上から、WSPの学生の皆さん、メンバー考案のヘルシーメニュー、三島バルで街頭募金活動です。

日本大学国際関係学部3年、WSP代表 水川祐太

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記: 編集ボランティア 金子 諭