GLOCAL=global+local

2016年08月10日

学生NGO団体「たんぽぽ」

日本大学国際関係学部の冨岡ゼミで学ぶ学生たちは、『グローバルな視野に立ち、身近(ローカル)なところから行動すること(=グローカル)』を理念に、学生NGO団体「たんぽぽ」として様々な活動に取り組んでいます。その活動内容を、学生代表の馬場千晴さんに紹介していただきました。

世界規模の視野で考え、地域視点で身近なところから活動する

私たち『日大国際たんぽぽ』は、静岡県三島市にある日本大学国際関係学部のゼミナールであり、学生NGOです。世界規模の視野で考え、地域視点で身近なところから活動するという理念のもと「国際協力」「国際交流」「地域振興」の3つの分野で活動をしています。
「国際協力」では、フィリピンをフィールドとして現地のNGOであるOPTIONSと協力し、フィールド調査を行っています。スラム街に住む子どもたちに対しては、職業訓練校に通うための奨学金援助等の教育支援を行っています。また昨年度国内では、児童労働ネットワーク主催のレッドカードを掲げて社会に児童労働をなくす意思を表明する取り組み「レッドカードアクションフォトコンテスト」に参加し、多数の応募の中から大賞をいただきました。
「国際交流」では、タイ王国やフィリピンなどアジアの学生と国内外で交流を行っています。国内では三島市内を散策や懇親会を開催し、国外ではスポーツ大会などの交流会を実施しています。またイベントでは、『日大国際たんぽぽ』のフィールドや世界が抱える様々な課題について考えるワークショップも大学生向けに実施しました。
「地域振興」では、企業と連携して静岡県内で生産された素材を使用したシフォンケーキの企画や販売を行い、地域の魅力を外部へ届けると共に、収益金の一部は国際協力活動に活用しています。さらに行政、企業などと共同で学生独自の視点で実際に街を調査しながら街歩きマップづくりを制作してきました。5月には子どもを対象に国際理解教育を深めるためのイベント『世界のトビラを開こう』を開催しました。児童労働や防災についてのワークショップやアジア雑貨の販売、ハワイの伝統芸能であるフラダンス披露を通して、子どもから大人まで楽しみながら世界に目を向けるきっかけづくりとなりました。今後もこうした地域でのイベントを通して地域住民とのつながりを大切にし、海外支援活動に取り組んでいきたいと思います。
また静岡県内の皆様にも世界の課題や私たち『日大国際たんぽぽ』の活動について知るきっかけとして、10月29日・30日に開催される日本大学国際関係学部の大学祭「富桜祭」や私たちが主催する12月のイベントへのご参加お待ちしております。

日大国際たんぽぽ学生代表 馬場 千晴


写真は上から 
フィリピンにてスラムの視察
ゼミ主催イベント「世界のとびらを開こう」の様子
レッドカードアクションフォトコンテストに応募し、大賞を獲得

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