静岡市のインバウンド対応散見

2016年01月23日

増える外国人旅行客

静岡を訪れる外国人旅行者が増えています。静岡空港に降りる外国人の数は路線の増加と相まって昨年の3倍以上になっているといいます。
迎える静岡市はその準備が出来ているのでしょうか。観光客が立ち寄る場所に伺いました。

少しずつ変わるまち

静岡市初訪問で、JR静岡駅に降り立てば、Informationに行く人が多いと思われる。
ここでは英語での対応と英文の地図は用意されている。
中国語、韓国語などでの案内図は現在は準備中のようだ。

一人旅と思われる外国人がInformation に入ってきた。
案内の人から、市内の観光地をいくつか紹介されていました。
前もって日本平に行くという計画をもっていたらしく、そのバス停の場所を案内されバス停に向かった。
ブラジルから来たというAさんで、仕事で東京に来て数カ月。 日本語もまだ十分ではない。
ガイドブックと地図を頼りに一人旅を楽しんでいるように見受けられた。

観光バスで静岡にやってくる人、静岡を中継点とする観光客はどうしているだろうか?
静岡市では、駿府城公園近くに駐車場を設けている。
駿府城公園を訪れる観光客や、市内のホテルに宿泊する団体客のバスの駐車場として有料で提供されている。

市内でのショッピングはどうだろうか。
いくつかのデパートはすでに免税扱いのカウンターを設けている。
日本観光庁の発行するシンボルマークJapan Tax Free が掲示された店舗では直接免税扱いをしてくれる店や免税コーナーで免税処理をしてもらえる。
市内の商店街にも、免税品扱いをするお店が少しずつ出てきた。

コミュニケーションの問題はどうしているのだろうか?

現状の必要性からすれば、英語、中国語、韓国語で対応できれば申し分ないが、お店には “指さし会話シート" なるものが利用されているところが出てきた。
買い物での必要はこれらの表現で事足りるし、買い物客にとっても便利だ。

昨年から今年にかけて、静岡の海外からの旅行者への対応は格段に上がったように見える。
地方の時代、地方の活性化を目指すなら、拠点となる都市には、ホテル、コミュニケーション、ハラル対応のレストランや食べ物、公共のWiFi通信環境など課題も多い。

これからの企画力、発信力、営業力が求められるが、これらは行政や企業の力だけでなく、私たち市民の皆の協力でやっていかなくてはならないテーマでもある。
そのような都市は、私たち静岡人にも住み易い街になるのではないだろうか。

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記:編集ボランティア 池田 昌弘