多文化共生を考える焼津市民の会「いちご」

2016年01月23日

日本語が分からない外国人の子どものために

焼津市で暮らすフィリピン人の増加に伴い、中学校で日本語が分からず授業についていけない外国人の子どもがいることを学校の先生から聞いたことから、焼津市民が多文化共生を考える焼津市民の会「いちご」を2014年に立ち上げました。
去る8月に、焼津市内の外国人小中学生を対象にした学習支援「しゅくだいひろば」や「外国籍児童のための体験乗船」の事業を実施しました。

夏休み・しゅくだいひろば

7月25(土)・26日(日)13時00分~16時00分 焼津市大井川公民館で行われた「夏休み・しゅくだいひろば」。大学生や高校生が先生となって、勉強を教えてくれました。またダンスや絵画、料理教室も催され、隠れた才能を発見した子もいたようです。素直で明るい子供たちを、今後も地域で支えていきたいと思います。

外国籍児童のための体験乗船

8月1日焼津水産高校主催の「外国にルーツを持つ児童のための体験乗船」が行われました。これは当会の呼びかけに、水産高校様が応えてくれたもので「夏休みの貴重な体験」とともに「子供たちの進学や就職への意識付け」を目的としています。
カツオ一本釣りの実習船「やいづ」は焼津港を出航、大崩・久能海岸を経て、清水港に到着。途中、在校生から2ヶ月にも及ぶ実習航海や、船の仕組みなど、実物を見ながらの説明があり、子供たちはもちろん、お母さんたちも感心しきり。先生や在校生とも打ち解け、楽しくてためになる体験ができました。

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記:多文化共生を考える焼津市民の会「いちご」代表 谷澤 勉