大学で国際交流!~静岡県立大学IFC~

2017年07月28日

静岡県国際交流協会情報誌発行から20年

静岡県国際交流協会情報誌“JOY Press”が創刊されて20年がたちます。創刊当時は“地域からの国際化”の幕開けの時代でした。海外の情報は新聞やテレビにたより、いつかは海外旅行をと夢見る中で、姉妹都市交流などで時折訪れる外国人との交流が国際交流活動の大半でした。
四半世紀が過ぎた今は、インターネットやスマートフォンの時代となり、海外の情報は手のひらの上で手に入り、メールやLINEで世界の友人とつながります。 
情報だけでなく、海外留学は現実の進路となり、家族を挙げての海外生活や老後を海外でおくる生涯プランも日常生活の選択肢の一つとなりました。

若者は国際化をどうとらえているのかインタビュー

このような大きな変化の中で育った若者は「世界をどうとらえ、どう行動するのか」。“JOY Press”編集員は、このことを若者との対話の中から理解したいと思います。
今回は、留学生との交流活動に取り組む静岡県立大学学生サークル”IFC(International Friend-ship Club)”をお訪ねし、講義の合間に都合がついたメンバー、石丸さん、永田さん、長谷川さん、篠原さん4名に、その目的と活動などについてお話を聞きました。
IFCは、留学生との交流・相互理解が目的で、新入生歓迎会、BBQ、夏合宿、学祭などを、2・1年生が主体となって行なっているサークルです。

留学生との交流を通じて感じること

(留学生の交流はうまくいっている?)
県大には、中国、韓国、インドネシアなどアジアをメインに、約100名の留学生がいます。多いようですが、留学生、日本人とも忙しく、またクラスや選択する講義が異なることも重なり、日常的に顔を合わせる機会は少ないのです。
必ず開催する月一回の例会、イベントは貴重な交流の機会ですが、久しぶりに顔を合わせた仲間同士で話が弾む留学生や日本人を、交流に向けて盛り上げていくのは結構しんどいのです。でも、メンバーのアイデアに富んだ企画や、体当たりのパフォーマンスで毎回盛り上がります。
IFCの活動では無いのですが、留学生と日本人学生がペアーとなって日本語作文に取組む講義があります。同じことや異なるところを互いに理解する良い機会となっています。

(留学生と一緒に盛り上がるものは?)
留学生と一緒に盛り上がるものは、やっぱり食事やお菓子、歌やダンスでしょうか。
浜辺でのBBQ、各国のお菓子を持ち寄った合宿、星野源・AKB・嵐など好きな食べ物、好きな音楽やダンスで盛り上がった時、日本人と変わらない友人を意識します。交流・相互理解の初めだと思います。
(国際関係学部学生の特徴は?)
海外への関心が高く、中国、ベトナムなどアジアの国々への旅行や、海外経験・語学研修を目的とした留学などに取り組む学生が多いと思います。
3年後のラグビーワールドカップやオリンピックを考えて、「語学能力や海外経験蓄積をする時期、機会だな」と思っている人が多いのではと思います。

編集後記

お話をしてくれたIFCのメンバーは“自然体だな”と思いました。「溢れる情報も、お気に入りの歌を留学生と一緒に歌う時も、学期の合間の海外旅行も留学も、気負うことも無く素直に受け入れて、出来ることをしている」と感じました。今の若者の流儀の一端を感じることができました。感謝!!
記 編集ボランティア 杉山 滋敏

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