出産・育児

2016年03月23日

妊娠したら(赤ちゃんができたら)

届けを保健センターに出します

妊娠したら、産婦人科に行き、妊娠届出書を書いてもらいます。
妊娠届出書を保健センターに持っていくと、母子健康手帳をもらえます。

母子健康手帳

妊婦(妊娠している人)の健康や出産、赤ちゃんの健康について記録をすることができます。病院へいくときは、必ず健康保険証と診察券と一緒にもっていきましょう。

外国語で書いてある母子健康手帳もあります。(英語、中国語、韓国語、タイ語、タガログ語、ポルトガル語、スペイン語、インドネシア語)
ウェブサイト:http://www.mcfh.co.jp/

健康診査を産婦人科で受けましょう

妊娠中は、赤ちゃんの成長を調べるために、産婦人科に行きましょう。
妊娠は病気ではないので保険が使えません。病気で病院に行くときより、お金がかかります(1回の検診で6,000円~7,000円くらい)。母子健康手帳の中にある妊婦検診受診表を使うと、少しお金が安くなります。

出産のお金

普通の出産は健康保険が使えません。日本で出産をする場合、入院は1週間くらいで、金額は30万円くらい必要です。

出産育児一時金

健康保険、国民健康保険に入っている人は、出産したときに「出産育児一時金(42万円)」がもらえます。
健康保険の人は会社、国民健康保険の人は市役所に聞いてみましょう。

出産手当金

出産のため会社を休み、その間に給料が支払われなかった場合は、出産手当金をもらうことができます。出産日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)から前の42日(多胎妊娠の場合は98日)から出産した翌日から56日目までの間です。

高額医療・医療費控除

帝王切開のような手術を受けて、病院に払うお金がたくさんかかるとき、保険に入っている人には、払ったお金の一部が戻ってきます。自分で払った医療費が一年間で10万円以上かかったときは、税務署で「医療費控除」の手続きをすると、払った税金の一部が戻ってきます。

子どもが産まれたら

出生届

子どもが産まれた日から14日以内に、市役所に出生届を出します。それまでに名前を決めて書類を用意します。大使館・領事館にも子どもが産まれた届出をします。

必要な書類

  • 出生届(市役所や病院にあります)
  • 出生証明書(病院でもらいます)
  • 母子健康手帳
  • 国民健康保険証
  • 印鑑(ない場合はサイン)

新生児(赤ちゃん)訪問の連絡

母子健康手帳の中にある、ハガキ(連絡票)を送ると、保健師または助産師が、家に来て子どもの様子や、お母さんの相談を聞いてくれます。子どもが産まれたら、なるべく早めにハガキを送りましょう。

子どもの国籍

父親または母親のどちらかが日本人

正式に結婚している場合

父親または母親が日本人であれば、その子どもは日本国籍を取得することができますが、22歳までにどちらかの国籍を選択しなければいけません。日本国籍を選んだ場合は外国籍を放棄、外国籍を選んだ場合は日本国籍を放棄する必要があります。外国籍を選ぶ場合は大使館・領事館に問合せしてください。

結婚していない場合(婚外子)

  • 父親が外国人、母親が日本人のとき
    生まれた子どもは日本国籍を取得することができます。 父親の外国籍を取得できるかどうかは国によってちがいます。
  • 父親が日本人、母親が外国人のとき
    母親の国籍が自動的に与えられます。父親の国籍である日本国籍を取得するためには、父親の認知の届出が必要です。子どもは20歳未満でなければいけません。

父親も母親も外国人

日本で子どもを産んでも、日本国籍をとることはできません。

子育てのお金

児童手当

子どもを育てるための生活費を助ける制度です。中学校卒業まで(15歳になったあと3月31日がくるまで)の子どもを育てている家庭に支払われます。日本国内に住んでいる子どもが対象です(留学中ももらえます)。

いくら?

3歳未満 15,000円
3歳以上小学生修了前10,000円(3人目の子どもからは15,000円)
中学生 10,000円

いつ?

毎年6月、10月、2月

どうやって?

市役所の児童手当担当課に認定請求書を提出します。そのときに何を一緒に提出するか、問い合せましょう。2人目の子どもが生まれたり、引っ越したりしたときは、そのたびに認定請求書を提出しなければいけません。手続きが遅れると遅れた分の手当てを受けられなくなりますので気をつけましょう。

児童扶養手当

父または母のどちらかしかいない、ひとり親家庭の生活を助ける制度です。父または母が重い障害がある場合、裁判所からのDV保護命令をうけている場合も対象になります。手続きは市役所でします。いくらもらえるかは子どもの数やその人の給料によって違います。子どもが18歳になったあと3月31日がくるまでもらえます。子どもに障害がある場合は20歳になるまでもらえます。

乳幼児医療費助成

乳幼児が病院に通ったり、入院したときの費用を助ける制度です。対象となる子どもの年齢や金額は市によって違います。市役所に問い合せましょう。

子育て

子どもの病気の予防のために

3~4か月、8~10か月、1歳6ヶ月、3歳などの子どものために「乳幼児健康診査」があります。
子どもの成長を調べ、子育ての相談ができます。予防接種も、受けましょう。
どこで、いつやるのか、保健所や保健センターにきいてみましょう。

保育園(所)

家族の人が病気の場合や仕事をしていて、昼間、子どもの世話ができない場合、預けることができます。かかるお金は子どもの年齢や保護者の給料によって違います。年齢は0歳から小学校入学年齢前までです。最長11時間預けることができます。県や市が認めた認可保育園(所)とそうではない認可外保育園(所)があります。問合せ先は市役所です。

認定こども園

県が認定した施設で幼稚園と保育所の両方の良さを持っている施設です。いろいろなタイプがあります。保護者が働いていても、働いていなくても入ることができます。かかるお金は保護者の給料によって違います。年齢は0歳から小学校入学前までです。

静岡県健康福祉部こども未来局こども未来課

電話番号:054-221-2928
ウェブサイト:https://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-130/kosodate/totteoki/totteoki.html

幼稚園

幼稚園は小学校や中学校へ行く前の、小さなこどものための学校です。年齢は3歳から小学校入学前までです。幼稚園によって通う時間やお金が違います。問合せ先はそれぞれの幼稚園です。

虐待

虐待とは、子どものためだと考えていても、きびしすぎる教育やしつけによって、子どもの心や体の発達がじゃまされることです。子どもが言うことを聞かなくて、思わず殴ったり、蹴ったり、無視したり、どなったりするのは虐待です。子育てがうまくできなくて、悩んでいるときは、まず、誰かに相談することが大事です。

子育てについての相談

児童相談所

子どもの虐待や、暴力、不登校など子どもに関する問題について専門家が相談にのります。

  • 賀茂  電話番号:0558-24-2038
  • 東部  電話番号:055-920-2085
  • 富士  電話番号:0545-65-2141
  • 中央  電話番号:054-646-3570
  • 静岡市  電話番号:054-221-1691
  • 西部  電話番号:053-458-7189
  • 浜松市  電話番号:053-457-2703

県健康福祉センター

未熟児への訪問・相談、心や体の発達に問題がある子どもについて保健師、栄養士、精神保健福祉相談員などが相談にのります。

保険センター

市や町の保健センターは妊娠、出産、育児について相談にのります。

ファミリーサポートセンター

保育園の送迎や急に子どもを預かってほしいときなどに手伝ってくれます。
お金がかかります(1時間600円くらい)。会員になっている必要があります。
ウェブサイト:https://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-130/kosodate/totteoki/untitled_000.html

こども・家庭110番

子育てや親子の悩みについて専門の相談員と電話で話します。
時間:月曜日から金曜日 朝9時~夜8時、土日 朝9時~夕方5時 (祝日と年末年始は休み)
電話番号:中部地区054-273-4152、西部地区053-458-4252、東部地区055-924-4152、賀茂地区0558-23-4152

ハロー電話「ともしび」

学校生活などについて、専門の相談員と電話で話します。
時間:月曜日から金曜日 朝9時~夜7時、土日 朝9時~夕方5時 (祝日と年末年始は休み)
電話番号:沼津055-931-8686、静岡054-255-8686、掛川0537-24-8686、浜松053-471-8686

静岡こども救急電話相談

時間は午後6時から翌朝8時まで。 医師や看護師に子どもの様子について病院に連れていったほうがいいか、電話でアドバイスをもらえます。
電話番号:054-247-9910(プッシュ回線#8000)

DV(ドメスティック・バイオレンス)

DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、「親しい関係にあるパートナーからの暴力」のことです。夫や恋人からのDV、デートDVなど、さまざまな暴力に悩む女性をサポートします。また、夫からの暴力(DV)から逃げて安全を確保するため、シェルター(避難施設)などの施設もあります。緊急の場合は警察へ連絡してください(110番)。 

DVについて相談できるところ

DV相談ナビ

電話番号:0570-0-55210

静岡県女性相談センター(配偶者暴力支援センター)

電話番号:054-286-9217

健康福祉センター(DV相談窓口)

  • 賀茂  電話番号:0558-22-9217
  • 東部  電話番号:055-926-9217
  • 中部  電話番号:054-644-9217
  • 西部  電話番号:0538-33-9217

女性相談窓口

夫やパートナーとの関係、子どもや家族のことの悩みや苦しみについてサポートします。

女性の悩み相談 静岡県男女共同参画センター あざれあ

  • 賀茂  電話番号:0558-23-7879
  • 東部  電話番号:055-925-7879
  • 中部  電話番号:054-272-7879
  • 西部  電話番号:053-456-7879

全国的に活動している団体や民間シェルター

まずは近くの女性相談センターや福祉事務所に問い合せましょう。

  • よりそいホットライン
    電話番号:0120-279-338(内線2)
    ウェブサイト:http://waelaa-waaree.org/
    相談時間・言語:水曜日は、英語、タイ語、スペイン語、ポルトガル語(16時00分~22時00分)土曜日は、英語、タイ語、中国語、韓国語(16時00分~22時00分)
  • 女性の家サーラー(シェルターあり)
    電話番号:045-901-3527
    相談時間・言語:タイ語、スペイン語、英語
  • 女性の家HELP(シェルターあり)
    電話番号:03-3368-8855
    ウェブサイト:http://kyofukai.jp/
    相談時間・言語:英語
  • カラカサン
    電話番号:044-580-4675
    ウェブサイト:http://kalakasan.com/jp/
    相談時間・言語:英語、タガログ語
  • かけこみ女性センターあいち(シェルターあり)
    電話番号:050-3070-4498
    ウェブサイト:http://stop-dv.org/