地震・台風

2016年02月12日

地震

日本は地震が多い国です。静岡県では、「東海地震」や「南海トラフの巨大地震」など、マグニチュード(地震のエネルギーの大きさ)8以上の大きな地震がいつ起きてもおかしくありません。普段からしっかりと準備をしておくことがとても大事です。

地震が起きたら

地震はいつ、どこで起きるかわかりません。地震が起きたら、落ちついて行動することが大事です。

  • 大きな揺れは数十秒でおさまることもあれば、3~4分間続くこともあります。あわてて外に出るのは危険です。
  • まずは自分を守ることが一番大切です。
  • 大きな揺れ(本震)のあとに小さな揺れ(余震)が起こります。
  • 津波がくる可能性がある地域に住んでいる人は、落ちついて高いところへ避難しましょう。
  • 家を離れるときは、家族にわかるように、どこに行くかメッセージを残しましょう。
  • 火を使わないようにしましょう。
  • テレビやラジオで正しい情報を聞きましょう。
  • 正確ではないうわさ話に気をつけましょう。

地震の起こった場所

どうするか

たてものの中

机の下に入って、揺れがおさまるのを待つ。

火を消す。

出入口をあける。

外にでるときは上から落ちてくるものに気をつける。

ラジオなどで情報を確認する。

歩いて避難場所へ移動する。

エレベーター

全部の階のボタンを押す。

エレベーターが止まったところで、降りられるか、試す。

ドアがあかないときは、「非常用連絡ボタン」を押す。

たてものの外

看板やガラスが落ちてくるかもしれないので、頭の上に気をつける。

近くのビルの中に避難する。

車を運転中

ゆっくりスピードを落として、道路の左側に停車させる。

鍵はつけたまま、ドアロックはしないで、歩いて避難する。

災害用伝言板

大きな地震が起きると、被災地での電話がつながりにくくなります。そのときは、携帯電話やスマートフォンで安否確認ができる「災害用伝言板」を利用しましょう。電話会社によって電話のかけ方が違います。事前に使い方を確認し、家族でルールを決めておくとよいでしょう。

災害用伝言ダイヤル171

電話会社(NTT)を利用して家族の無事を確認することができます。1伝言30秒以内のメッセージを録音したり、聞いたりすることができます(通話料はかかります)。携帯電話からかけることができますが、登録番号は市外局番を入れた家の電話番号になります。携帯番号は登録番号として使用できません。

録音するときは    171-1-0××‐×××‐××××(録音したい登録番号)

聞くときは    171-2-0××‐×××‐××××(聞きたい登録番号)

津波

地震のあとには津波がくることがあります。早ければ、数分以内にくる場合もあります。海の近くにいるときに地震が起きたら、急いで高いところへ逃げましょう。
津波は2回、3回と繰り返しやってきます。1回目の波が一番大きいとは限りません。
少なくとも12時間は海に近づいてはいけません。
海の近くに住んでいる人は、すぐに逃げられる高い建物を普段から確認しておきましょう。

台風

台風は6月から11月に多く発生します。強い雨や風で物が飛ばされることもあります。台風が近づくと、晴れていても波が高くなります。台風がきて雨がたくさん降ると、川が氾濫して、道や家まで水が流れてきたり、山が崩れやすくなり土砂崩れがおきたりすることがあります。天気予報をよく見て、早めに行動することが大事です。
特に海の近くは危険です。魚つり、ボート、水泳などの遊びはやめて、海に近づかないようにしましょう。
電車や新幹線が遅れたり、止まったりすることもあります。

台風がくる前には

外に置いてある自転車や物は飛ばされないように家の中にいれましょう。
シャッターをしっかり閉めましょう。

災害(地震・台風)が起きる前にすること

避難所の確認

大きな災害(地震・台風)が起きて、危ないと感じたら、近くの避難所へ行きます。自分の家から一番近い避難所を普段から家族全員で確認しておきましょう。災害が起きたときに、自分が必ず家にいるとは限りません。自分がいる場所から一番近くの避難所に行きます。多くの避難所は学校や公民館です。避難所ではたくさんの人と協力し合って生活をします。家族がそれぞれ違うところにいるかもしれません。お互いに連絡をとる方法を決めておきましょう。

家の中の点検

地震でタンス、冷蔵庫、食器だな、テレビなど、家具が倒れてドアがふさがれてしまうと、逃げることができなくなってしまいます。物が落ちたり、ガラスが飛び散ったりしてケガをする危険もあります。普段から家具をしっかりとめる工夫をしておきましょう。高いところに物を置かないようにしましょう。寝る場所の近くに家具を置かないようにしましょう。

非常もちだし品

大きな地震が起きると、電気や水が使えなくなります。普段から、少なくとも3日間分の食べ物や生活に必要なものを用意しておきましょう。

非常もちだし品リスト(例)

□ラジオ
□懐中電灯
□ヘルメット
□3日分の食べ物
□3日分の水
□トイレットペーパー
□薬
□手袋
□生理用品
□タオル
□レインコート
□お金(現金) など

防災訓練

大きな災害のときは、近所の人たちと助け合います。普段から自治会長や近所の人たちと知り合いになっておくことが大事です。地域では防災訓練をしていますので、参加しましょう。防災訓練では避難する道路や避難先を確認し、消火器の使い方の練習や、ケガ人の手当ての仕方を学んだり、非常食を体験したりします。

通訳が必要な外国人住民向けの防災訓練を行っている市もあります。市や国際交流協会に聞いてみましょう。

災害情報

静岡県、多くの市町、国際交流協会では地震や台風など、災害が起きたときに外国人住民向けに多言語で情報提供をしています。緊急時には、県や市のSNS(Facebookやtwitter)で情報が発信されることも多いので、登録しておきましょう。

静岡県多文化共生課 (ポルトガル語、英語、タガログ語)

電話番号:054-221-3310
ウェブサイト:https://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-140/takikaku.html

公益財団法人 浜松国際交流協会 防災アプリ 「Jishin SOS HICE」

避難所や病院を地図に表示したり、災害時の日本語を音声つきで知ることができたりします。英語とポルトガル語があります。(iPhone端末でないと使えません)
電話番号:053-458-2170
ウェブサイト:http://www.hi-hice.jp/soshice/index.html

静岡県地震防災センター

地震の揺れや消火活動を体験したり、津波の恐ろしさを映像で見たり、体験しながら地震について学ぶことができます。また、非常持ち出し品や普段からの準備について知ることもでき、子どもから大人まで楽しみながら学ぶことができます。
電話番号:054-251-7100
住所:静岡市葵区駒形通5丁目9番1号
開館時間:9時00分~16時00分
休日:月曜日、年末年始
ウェブサイト:http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/