日本の教育制度は小学校6年・中学校3年・高等学校(高校)3年です。
その他にも、小学校に入る前に行く、認定こども園・幼稚園・保育園があり、高等学校を卒業したあとに行く、大学・短期大学・専門学校などがあります。
学校には「公立学校」と「私立学校」の2種類があります。
公立学校は、国、県、市が運営している学校です。 私立学校は、学校法人が運営している学校です。公立の学校より学費が高く、入学手続きや学校の規則が公立の学校とは違います。
詳しくは「出産・育児」のページを読んでください。
出産・育児のページ:https://www.sir.or.jp/multiculture/useful/detail/id=496
日本では小学校6年間と中学校3年間のあわせて9年間は義務教育です。小学校は6歳から12歳、中学校は12歳から15歳です。住んでいる地域によって通う学校が決まっています。落第はありません。日本語がわからない子どものために日本語指導や生活のアドバイスを行っている学校もたくさんあります。授業料は無料ですが、給食費や教材費がかかります。障がいのある子どものために、特別支援学級がある学校もあります。
市によっては、母語でサポートする支援員や相談員がいたり、日本語や学習を支援する取り組みを行っている学校もあります。
小学校・中学校についてわからないことがあったら、市の教育委員会に聞きましょう。
子どもが学校を休むときは、朝8時ころまでに、必ず学校に連絡しなければいけません。
どこの学校でも、学校の先生が子どもの自宅を訪問して家庭での様子を聞く「家庭訪問」、子ども・親・先生で勉強のことや生活のことを話し合う「三者面談」、親が学校へ行き子どもの勉強している様子をみる「授業参観」など、先生と親が子どものことについて話し合う行事があります。
日本の学校は、親と先生が連絡をとりあうことが多いです。日本独特のルールや行事もたくさんあります。
わからないことや心配なことがあったら先生に聞きましょう。
義務教育ではありませんが、日本では、中学校を卒業した子どもの97%が高校へ行きます。高校に入るためには、試験に合格しなければいけません(高校受験)。高校は全日制、定時制(単位制・学年制)、通信制の3種類があります。授業料や生活を支援する就学支援制度もあります。申込みは入学した高校を通して行います。
授業は午前8時30分ころから午後3時くらいまでです。卒業するためには3年かかります。
授業は午後5時30分ころから9時ころまでです。卒業するためには4年必要ですが、学校によっては試験に合格すると3年で卒業できることもあります。働きながら通うことができます。
毎日登校する必要はありません。学校と連絡をとりながら自宅で勉強します。
高校についてわからないことがあったら、県教育委員会に聞きましょう。
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3114
県内にある外国人学校の中学校卒業生は日本の高校受験資格はありません。日本の高校へ通うためには、日本の中学校を卒業するか「中学校卒業程度認定試験」に合格しなければいけません。
国が行っている中学校卒業程度の学力を認定するための試験です。年に1度、実施されます。合格した人は高校受験をすることができます。受験できる人はその年の3月31日までに満15歳以上の人です。日程や試験会場を必ず確認してください。
電話番号:03-5253-4111(内線 2024、2643)
来日して3年未満の外国籍生徒のために設けられている制度です。日本語力を中心に、調査書と面接による試験です。入学を希望する場合は中学校の先生に相談してください。
裾野高校(裾野市)、富士宮東高校(富士宮市)、駿河総合高校(静岡市)、小笠高校(菊川市)、横須賀高校(掛川市)、遠江総合高校(周智郡森町)、浜松江之島高校(浜松市)、浜松東高校(浜松市)、新居高校(湖西市)
日本の教育制度や高校進学のために必要な準備について、説明を聞くことができます。通訳の対応もあります。日程はお問い合わせください。
住所:富士市富士町20-1
電話番号:0545-64-6400
住所:静岡市清水区旭町6-8 静岡市役所清水庁舎2階
電話番号:054-354-2009
住所:浜松市中区中央一丁目2-1 イーステージ浜松オフィス棟5、7階
電話番号:053-457-2424
高校卒業後、さらに勉強をしたい場合は、大学・短期大学・専門学校などに行きます。入学するためには、試験を受けなければいけません。推薦制度のある大学もたくさんあります。推薦制度、学費や試験については、大学によって違います。
静岡県内には、外国の教育課程に基づいてその国の言語で学習する外国人学校があります。授業料やカリキュラムは学校によって違います。
外国人学校のページ:https://www.sir.or.jp/multiculture/foreign/school/
母語とは、子どもが一番初めに覚えた言葉で、子どもの親が日常的に使っていた言葉のことです。日本で暮らす外国にルーツをもつ子どもにとって母語はとても重要です。家族内の会話の手段としてだけでなく、思考力の発達や子ども自身のアイデンティティの形成にも重要な役割を果たすからです。
電話番号:053-443-8527
「多文化共生推進室母語教育サポートブック『KOTOBA』-家庭/コミュニティで育てる子どもの母語-」(ポルトガル語・スペイン語・フィリピン語・韓国朝鮮語)
ウェブサイト:http://www.pref.aichi.jp/0000060441.html
日本語・ベトナム語・スペイン語・ポルトガル語・韓国語・中国語・英語
ウェブサイト:http://education-motherlanguage.weebly.com/
日本語学校とは、主に留学生に日本語を教える機関です。日本語を1~2年学習したあと、大学や専門学校に入る人が多いです。授業は毎日あり、授業料もかかります。学校によってさまざまなコースがあります。日本語学校に行きながら、アルバイトをするときには、入国管理局で「資格外活動」という許可が必要です。
日本語学校のページ:https://www.sir.or.jp/multiculture/japanese/school/
日本語教室は、国際交流協会やボランティアグループが日本での日常生活を助けるために、生活に必要な日本語を教えている活動です。いつでも入れる教室が多く、授業料も安いです。毎日ではなく、決められた曜日・時間に開かれています。
日本語教室のページ:https://www.sir.or.jp/multiculture/japanese/classroom/
日本に長く住み、働きたい人のための日本語研修です。仕事で必要な日本語を勉強することができます。無料です。ハローワークで申し込みをしてください。
ウェブサイト:http://sv2.jice.org/
1年に2回、7月と12月に開かれている日本語の試験です。試験はN1・N2・N3・N4・N5に分かれています。日本の大学に入るには、N1~N2が求められることが多いです。働くときなどにも有利になることが多いです。
住所:〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル6階 東コア
電話番号:03-6686-2974 10時00分~17時00分(土日、祝日以外)
ファックス番号:03-6845-2544
ウェブサイト:http://www.jlpt.jp/