高校生に向けて内モンゴルの文化紹介

2017年03月02日

烏德巴拉さん

2016年ふじのくに留学生親善大使

烏德巴拉さん(ウデバラさん)

中国 内モンゴル出身

とても緊張しました

ふじのくに留学生親善大使として、様々な活動をしましたが、高校生に向けて内モンゴルの文化紹介をするのは初めてでした。
もう一人の香港出身の親善大使シワンチャウさんと二人でKTC中央高等学院に行きました。クラスに入った瞬間、大勢の生徒たちを見て、とても緊張しました。先に、シワンチャウさんから紹介を始めましたが、生徒の皆さんが一生懸命集中して聞いている姿に感心しました。私も学生たちの活気をもらい、緊張を柔らげることができました。

モンゴルの伝統料理を紹介しました

私は、主にモンゴルの伝統料理を紹介しました。去年帰国した時に手作りの伝統料理を持ってきたので、生徒の皆さんに見せたり、食べてもらったりしながら料理の説明をしました。モンゴルの手作りのバダーを試食した生徒さんが、とても美味しいと言ってくれてうれしかったです。一番印象に残ったコメントは、「甘いほんのりの匂いが漂い、口に入れた瞬間すぐに溶け、チーズとバダーの間の感じで美味しかった」と言ってくれたことです。さらに、「今までこのような味なものは食べたことがない」とも話していました。このような、意外な生徒の反応に驚きを感じました。きっと初めて食べる伝統料理の味を嫌うだろうと思っていましたが、すんなりと受け入れたことに感動しました。

内モンゴルの文化を広く発信して行きたい

最後に、学生から様々な質問を受け、内モンゴルの文化に興味を持っていたことが非常にうれしかったです。生徒たちから益々モンゴルの文化を知りたいという声が上がってきて、これからもより多くの学校へ行って活動をしたいと思いました。
今回は紹介する時間が少し短かったですが、充実した異文化交流ができたと感じました。また、内モンゴル自治区を知らない人が多いということも知りました。生徒の皆さんは外モンゴルと勘違いしている人が多いようでした。次回は内モンゴルと外モンゴルの共通点や差異についての説明しようと思いました。これからもこういう機会を大切にし、内モンゴルの文化を広く発信して行きたいと思います。

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