アース(明日)カレッジ2024 ~誰もがセンセイ、誰もがセイト~
2024年11月01日
地域の学校「アース(明日)カレッジ2024」
地域の学校「アース(明日)カレッジ2024」を、9月16日(月・祝)に静岡市葵生涯学習センターアイセル21で開催しました。
アース(明日)カレッジは、誰もがセンセイ、誰もがセイトをコンセプトに、毎年実施しているものです。
当日は、22の講座と特別展示(JICA海外協力隊写真展)を実施し590名(延べ人数)が来場されました。様々な場で活動している魅力的な「まちのセンセイ」が、ジャンルの枠を超えて日頃の思いや活動を紹介しました。高校生による異文化理解講座「ワクワク!いろんな国を調べて世界を旅してみよう!」や、毎年人気でいっぱいになる左官職人による「光る泥だんごを作ってみよう!」静岡県電動車いすサッカー協会によるワークショップ「体験してみよう。電動車いすサッカー⚽」など、多彩な講師による教室が開かれました。
「スパイスを使った本格的なスリランカカレーを作ろう!」
当協会では、2つの講座を担当しました。
午前の講座は、静岡県に長く住む親善大使のマンジュ・メーダ・カツリラタナさん(スリランカ出身)によるカレー教室「スパイスを使った本格的なスリランカカレーを作ろう!」です。ターメリック、チリパウダー、ココナッツミルク等本格的なスパイスを混ぜ合わせ、豆カレーとチキンカレーに挑戦しました。最近では、静岡市のスーパーやネパール人が経営するお店などがあり、材料が全て買えることも紹介いただきました。参加した皆さんは、お店の位置や材料をチェックしながら、家でも作ってみると言われていました。参加者の皆さんにとって、スリランカのカレー等の食生活や、スリランカの方たちとの交流は馴染みがあることだと感じました。
「色々な国のまつりを知ろう!おどり体験もあるよ」
午後の講座は、「色々な国のまつりを知ろう!おどり体験もあるよ」と題して、静岡に住むタイ、インドネシア、中国、フィリピン等それぞれの国や地域で開かれるお祭りについて紹介いただきました。前半は、中国の伝統的な凧まつりやタイで開かれる「ロイクラント祭り」そして、静岡の伝統的なお祭りや沼津市の「大瀬祭り」焼津市の「荒祭り」そして「静岡祭り」等について、写真を見ながら説明がありました。その後、それぞれのお祭りや参加者からも地元のお祭りについて、グループに分かれて情報交換をしました。
また、浜松市で取り組む「バディ活動」として、地域の外国人住民と日本人住民が継続的に様々な地域で催されるイベント等に一緒に参加し、継続的に交流する活動を説明いただきました。
後半には、清水の「港かっぽれ」と、インドネシアの西スマトラ州の伝統的な踊り(お皿を持って踊る)を教えていただきながら、最後には、みんなで実際踊りながら、交流を楽しみました。
2つの講座を通して、静岡県に急増するアジア出身の留学生や定住者の方たちとの交流が、お互いの生活背景や習慣などを深く理解する機会となれば、良い関係づくりにつながるのではと期待が高まりました。
今回の講座の参加者が、今後も一緒にイベントや講座に参加する等、同じ地域に住む外国人・日本人の住民同士の定期的な交流機会につながればとてもうれしく思います。
主催 公益財団法人静岡県国際交流協会、JICA静岡デスク
静岡市葵生涯学習センター 指定管理者 公益財団法人静岡市文化振興財団
NPO法人開発教育FUNCLUB(アースカレッジ実行委員会)