アース(明日)カレッジ 2017
2017年10月02日
地域の学校「アース(明日)カレッジ2017」を、7月15日(土)・16日(日)に静岡市葵生涯学習センターアイセル21で開催しました。56の講座が紹介され、1600人(延べ人数)の受講生と100名のボランティアが参加しました。2日間の開催は今年で2年目となり、講座数を増やすことにより、学びの輪が広がっています。
それぞれの思いや日々の活動など、楽しい学びから地域の課題などについて、国籍、年代、性別等多様な参加者が集い、ジャンルを超えて人が集う学びの場であることが、アース(明日)カレッジの最大の特徴です。センセイの出身国は、静岡県に多く住むブラジル、フィリピン出身者や留学生が多い中国、インドネシアなど10か国、センセイの最年少はビブリオバトルの小学生、最年長はお抹茶を紹介した82才の方まで、また、今年は高校生の参加を積極的に呼びかけたことから、高校生のセンセイたちによる、韓国をテーマにした講座やまちづくりの講座、ものづくりの講座なども加わり、多彩な教室が紹介されました。
特に、韓国の「K-pop」好きな高校生が、本番前の半年前からプレイベントを開いたり、アース(明日)カレッジのために、韓国からテコンドーのチームが来日し演舞を披露したりするなど、韓国の学びを深めました。
講座の最後には、恒例の映画上映会を行いました。今年度の作品は、「おじいさんと草原の小学校」です。独立戦争で学ぶことができなかったおじいさんが、文字を読みたい一心で無償教育制度がスタートした学校を訪れ体験した学ぶ楽しさや、また、彼の姿を通してクラスメートである子どもの成長が描かれています。多様な人が集う学びが、地域の学校の役割を担うというアース(明日)カレッジと共通することが多いのではないでしょうか。
講師の感想からも、講座の様子見えてきます。
「劇を見て涙を流している若者がいた。われわれはシニア向けに活動していたが、若者の素直さに驚き、またやりたいと思った。」(「すてきな老」を考えよう!ゴールから「今」を設計する。)
「気づかされたことは、「異文化」といって一番人の興味を引くのは、食べ物、服などではなく、人間同士の日常生活のことであるということ。なぜかというと、皆毎日がんばって自分なりに生きている。やはり人間の絆はすごいものだと改めて思った。」(魅惑の地:アメリカの南西部)
「ビブリオバトル」センセイ/村田 友美 |
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「いまのくらしを考えよう!~アフリカと100年前のちがい~」センセイ/水車むら 保志 弘幸 |
「ミルメ・エクストリーム テコンドーチーム特別演舞公演」 |
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「ふじのくに留学生親善大使とおしゃべりしませんか?!」センセイ/ふじのくに留学生親善大使 |
「みんなと考える世界平和」センセイ/静岡サレジオ高校 中村真唯・根上葵 |
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「Let's dress YUKATA」センセイ/着付け師 大橋 住子 |