平成28年度日本語ボランティア養成講座

2016年08月29日

やってみよう!「対話型」日本語ボランティア

日本語ボランティアの活動に関心のある方たちが「対話型活動」について学ぶ研修会を焼津市・焼津市国際友好協会と共催で実施しました。「対話型活動」とは、従来のテキストを使って進行する「教授型」とは違い、外国人が日本人とのコミュニケーションを通して日本語を身につけることをねらいとした活動です。全4回の研修会うち、初回と第2回は東海日本語ネットワーク副代表の米勢治子先生を講師に迎え、「日本語ボランティア」について考え、地域における日本語教室の役割や目的、コーディネーター配置の重要性などについて学びました。さらに、地域日本語教室に通う多くの学習者は「日本語を学ぶ」ことよりも生活上のさまざまな優先事項を抱えている事情をふまえ、日本語教室をどれだけ「教室化」しない環境にできるか、そのためには、なるべく母語習得に近い活動を通して日本語に触れることが重要であるとし、単なるおしゃべりにならないようにするためのトピックの提示やワークシートの活用、有効な教材など、多くのポイントを学びました。第3回は多文化共生をめざす会山田国明さんより、対話型活動の流れ、活動の組み立て方などについてグループごとに体験しながら学びました。最終回は対話型教室を実践している磐田国際交流協会の鈴木ゆみさん、川添裕子さんより対話型活動を取り入れた経緯とその効果について紹介していただき、グループごとにテーマを設定して実際に進行表を作成するアクティビティーを体験しました。非常に和やかな雰囲気で全4回が終了しました。

実施日程/6月4日(土)、6月18日(土)、7月2日(土)、7月16日(土)
会 場/サンライフやいづ
受講生/32名

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