福祉
2016年04月13日
静岡県に住む外国人の労働環境が悪化し、派遣切りや雇用契約の短期化といった不安定な状況に陥り、そのしわ寄せが弱い女性や子どもへのDV等といった形で表れるケースや滞在が長期化しているためのストレスなど、いくつかの要因から、DV対策や女性相談のニーズが増えています。
対応には、緊急かつ一時保護者やシェルターなど、専門機関との連携が欠かせません。
当協会では、平成25年度より、女性センター、行政の福祉課等との連携を進め、外国人相談員と女性相談員との研修会や関係者間とのコア会議などを開催しています。
DVの相談者も支援者も使える多言語ガイド
静岡県内の関係機関では、相談者も支援者も使える多言語の情報提供を行っています。
パンフレットや指差し質問シートは、やさしい日本語、ポルトガル語、タガログ語、英語、中国語で書かれています。
平成27年度 外国人相談員と女性相談員との専門研修会
外国人相談員と女性相談員が集い相互の課題を持ち寄り、具体的な連携を進めるための研修会を開いています。
それぞれに必要な基礎知識や対応の技術などを学び、後半には合同でグループワーク(事例検討)を行いました。
|
日時
- (西部) 平成27年12月4日 金曜 13時30分~16時30分
- (中・東部) 平成27年12月9日 水曜 13時30分~16時30分
会場
- 公益財団法人 浜松国際交流協会 会議室
- 東部総合庁舎別館第8会議室
内容
基礎講座
- DV相談を受けた時の対応について(外国人相談員・通訳者・担当者)
- 静岡県外国人住民の背景や課題について(女性相談員・担当者)
グループワーク(事例検討)
- 外国人住民からの相談事例を取り上げ、対応方法を検討しました。
- 外国人女性の支援のポイント、通訳を介してのスムーズな支援のために必要なこと 等を確認しました。
参加者
- 各県市町国際交流協会及び各市町相談員及び通訳者・担当職員(23名)
- 各県市町女性相談員・担当職員(38名)
- 静岡県多文化共生課・女性相談センタ
主催
- 公益財団法人 静岡県国際交流協会
- 静岡大学人文社会科学部白井研究室
平成27年度 外国人女性支援事業セミナー
静岡県在住の外国人女性の支援について、関係者及び専門家が情報や知識を共有しつながることを目的としたセミナーを開催します。
開催日時 | 開催場所 |
---|---|
平成28年2月10日 水曜 13時30分~16時30分 | あざれあ第3会議室 (静岡市駿河区馬渕1丁目17-1) |
関係者間の話し合いや活動経過について、外国人女性のDV被害支援に関する実態調査および支援者養成プログラム構築事業を進める研究代表者・白井千晶氏(静岡大学)/共同研究者・高畑幸氏(静岡県立大学)の報告
愛知県で外国人女性の支援事業において、在日フィリピン人社会の地位向上を目指す先導的な事業を進めている団体の活動内容や行政との連携についてフィリピン人移住者センター(FMC) 代表の石原 バージ氏の講演
外国人女性支援事業 DV被害者支援コア会議
外国人女性のDV被害者支援に関わる静岡県内の機関・団体対象のコア会議を開催し、両日約30名の専門家(弁護士・司法書士)男女共同参画課・多文化共生課・外国人支援団体・国際交流協会等関係者が参加しました。
それぞれの機関・団体において外国人女性のDV対応等について、紹介しました。
また、今後について、継続してコア会議を開催し、情報の周知・情報提供、連絡会議、専門家の支援、通訳の利活用、モデル事業、コーディネート機能の確保などの項目について話し合いを進めます。
開催日時 | 開催場所 | |
---|---|---|
第1回 | 平成27年11月25日 水曜 13時10分~16時30分 | パルシェ会議室 |
第2回 | 平成28年1月6日 水曜 13時10分~16時30分 | ペガサート小会議室 |