カナダで留学カウンセラーをしている鎌野綾香さん

2016年01月23日

もっともっとさまざまな形で日本とカナダを繋げていきたい!

トロントのオフィスで生き生きと働いている日本人の女性が印象的でした。失礼を顧みず、思い切ってすぐインタビューの申し込みをしたところ、快く引き受けて下さいました。

■どんなお仕事をされていますか?
Brand New Wayという留学エージェントのカウンセラーとして、日本にいらっしゃる方とはメールで、トロントのオフィスへ直接いらした方には、対面カウンセリングをさせていただいて、一緒に留学プランや目標を考え、その方々に合う留学プラン、ワーキングホリデイプランをご提案しています。

■トロントに行く動機やきっかけはなんでしたか?
トロントに限らず、海外には中学生の頃から興味がありました。その夢を諦めきれず、日本で社会人経験を積んだ後に、ワーキングホリデーでトロントを訪れたのがきっかけでした。カナダを選んだ理由は、アメリカアクセントに近い英語を身に付けられると期待してのことでした。どこかで都会への憧れもあったかもしれません。

■トロントはどんなところですか?
すごく、マルチカルチャーな都市です。一般的に想像される、“白人”ばかりではなく、移民された方々のほうが圧倒的に多いかもしれません。それぞれの違う文化や価値観を尊重しながら、共存しています。そのため、『よそ者』とか『外国人』という考えはあまりなく、違う人種同士が平等に過ごせているところがすごく好きです。移民の方々がそれぞれの国の小さな町を作っているのも大きな特徴ですね。チャイナタウンやインドタウン、グリークタウン、リトルイタリー、などが有名です。

■現地の生活での印象的な出来事を教えてください。
特に、“ホームレスを助ける”ということです。路上で生活しているホームレスの方へ、道行く人々がお金を渡していたことがとても衝撃的でした。カナダ人の友人に理由を聞くと「自分も将来どうなるかわからない。だから、どんな人であろうと助け合いたい。」と答えていました。この友人に限らず、実際にホームレスの方々を助けるために、定期的に食事を配給しているボランティア団体もありますし、冬の寒い期間は夜の間だけ建物を寝床用に開放している施設もあります。こういう助け合い精神を垣間見れたことはとても印象的です。

■これから世界の発展のために日本に何を期待していますか?
日本へはもっとオープンマインドであることを期待します。小さな島国ということもあってか、やはりまだ世界の動きに対し視野が若干狭いと感じます。日本人は非常に器用で真面目で、様々な面で世界でも通用する高いスキルを持っていると思います。しかし一方で、世界の動きに対応できる柔軟な思考や軽いフットワークも必要です。そのため、日本(日本人)へは保守的な考えから抜け出し、もう少し自ら世界へ歩み寄る姿勢を期待しています。

■英語を身に付けようとしている若者に何か助言をお願いします。
まずは怖がらずに行動に起こしてみてください。特に海外留学は不安も多いかと思いますが、発音まで綺麗な英語を修得しようと思うと、遅くても高校生くらいまでには自らを英語環境に置いておく必要があります。言語修得も年齢が低いうちのほうがスムーズと言われておりますので、ぜひ"思い立ったが吉日"で始めてみてください。そして、堅くならずに、何事にも興味を持ち、恐がらずに、出来ることなら何でも挑戦してみてください。言語修得は新しい自分発見と何か似ているのかもしれませんね。分からないことがありましたらぜひお問い合わせください。トロントでお待ちしております。

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記:編集ボランティア 川島 康子