令和4年度静岡県災害時外国語ボランティア研修会「災害情報の収集と事前の備え」

2023年02月01日

 

静岡県は、県内で大規模災害が発生した際に、外国人県民に寄り添い、多言語で通訳や翻訳の支援を行う「災害時外国語ボランティア」を育成しています。11月27日(日)に掛川市で開催した、災害時外国語ボランティア研修会について報告します。

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日時:令和4年11月27日(日) 13時00分~15時00分
場所:掛川市役所4階会議室
参加者:34名
 

 研修会には災害時外国語ボランティア登録者及び関心のある方、掛川市日本語教室に通う外国人住民、日本語教室のサポーターの皆さまに参加していただきました。
はじめに静岡県危機情報課から、災害関連情報の収集手段として「静岡県総合防災アプリ」の使い方について説明していただきました。防災アプリは11言語にも対応しており、各種災害情報やハザードマップ、避難場所の確認、避難トレーニングや学習コンテンツ等様々な機能があり、それらの活用方法について学ぶことができました。ダウンロードや操作に躓く場面もありましたが、ボランティアの皆さまが外国人住民をサポートしながら進めることができました。後半はグループワークを行い、掛川市防災ガイドブック、ハザードマップを使用しながら、自宅周辺にはどのような災害の危険性があるのか、災害時にどのような対応や行動が必要か等について考えました。講座を通して、参加者同士が積極的に対話している様子が見られ、地域の外国人住民とボランティアが一緒に防災について考える、大変良い機会になりました。
参加者からは、「外国人が災害時に何に困るか分かりました」「日本で起こる災害、災害から自分や家族を守るためにすることが分かった」といった感想がありました。