のびっこクラブみしま

2019年01月15日

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メッセージ 私たちは交流協会や行政に属さない形で、地域でできるところから始めました。サポートする側に彼らの母語ができるかどうか、教科の指導ができるかどうかは、大きな問題ではありません。必要なのは、彼らに寄り添い続ける忍耐力。ちょっとした寄り添いで勉強に向かう気持ちが生まれ、彼らがあきらめかけていた夢を取り戻します。
子どもが変われば未来が変わり、社会が変わります。子どもたちから世界のさまざまな文化が見えます。地域から世界を考え、多様性を育む活動にあなたも参加してみませんか。 興味がある方はご連絡ください。
団体名 のびっこクラブみしま
市町 三島市
取組名 学習支援教室/のびっこクラブ
総事業費 70,853(平成29年度)
助成金額 50000(平成29年度)
連携団体 日大国際関係学部国際協力部アモールファミリア
背景 三島市内に住む外国人児童の日本語支援に関わる中、「中学の授業についていけない。勉強をみてほしい。学習支援教室を作ってほしい」というリクエストを受けたことが、団体設立と学習教室を開催するきっかけとなりました。日大国際関係学部国際協力部アモールファミリアに連携を提案し、1年後、大学生と協働で運営することが実現しました。
目的 三島市のように外国人年少者が散在している地域では、住民の関心が薄く、行政の支援体制も進みません。地域に住む外国ルーツの子どもたちの中には、勉強の難しさに学習意欲を失い、夢をなくしている子どもや、不就学で家にひきこもり、あるいは非行に走る子どももいます。彼らに継続的に寄り添うことで、学校へ通う楽しみや学校生活の自信を取り戻し、グローバル人材としての成長につなげたいと考えています。
概要 2010年5月、外国人子ども無料学習支援教室「のびっこクラブ」を三島市立北小学校地域連携室で始めました。翌年より大学生と連携し、こどもの日や七夕などの季節行事、キャンプなど、活動の幅が広がり、学習者も増えてきました。現在、学習者は三島市内に限らず近隣市町から通っています。
毎週土曜日の10時から12時の2時間を一緒に勉強しています。月曜日には元気に学校へ登校してほしいとの願いからです。教科書が読めるように漢字を一緒に読んだり、宿題をすることが主な活動です。学習者の成長とともに進学相談や受験に向けたサポートが増えています。また、地域住民との交流イベント(日本文化紹介、青年海外協力隊経験者による異文化体験講座など)を開催し、異文化理解を進める試みをしています。
特色/特徴 第1の特徴は、サポート体制が少ない外国人散在地域での取り組みであることです。目の前にいるサポートが必要な子どもたちに対して「今、わたしたちにできることは何か」を考え行動しています。 第2の特徴は、大学生グループと連携・協働していることです。学習サポートだけでなく、季節行事を企画運営したり進路相談に寄り添ったりすることで、子どもたちのロールモデルとなり、実際の進路に表れています。 第3の特徴は、さまざまな年代や経歴のボランティアが集まっていることです。最年長は86歳のボランティアです。この教室に集う仲間に多様性があり、学びあいがあります。
実績 教室開設当初、日本に長年住んで学校へ通っていても学習が追い付かない子どもたちには高校を選ぶ余裕がなく、とりあえず定時制高校等へ進学するものの中退するケースが続きました。寄り添う年月が伸びるにつれ状況に変化が表れ、最近では子どもたちが自分の選んだ高校や大学へ進学しています。また、「母国に帰りたい」と日本での生活を嫌がっていた子が永住の意志を固めることも多く、サポートの成果と考えます。
平成29年度は教室開催49回、学習者14か国448人。進学状況は、私立高校2人、県立高校1人、県立定時制高校2人。
今後の展開 外国にルーツを持つ子どもたちの道が拓けるよう、これからも「のびっこクラブ」での学習支援を中心に彼らの応援をしていきます。貴重な多文化人材である彼らがサポートを受けながら教育を受け、仕事に就く(=自立する)ことを目指します。多様な価値観を持つ彼らの活躍を広報誌等で発信し、地域社会に向けた提案をすることで、偏見や差別のない多文化共生社会の実現を目指します。

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