一般社団法人 磐田国際交流協会

2019年01月15日

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メッセージ 外国人と交流したい、異文化に触れるのが好きだ、外国人や外国の子どもたちの役に立ちたいという方、ぜひ一度、日本語教室を見に来てください。誰もが自分らしく地域社会で繫がりをもって生活できるよう、一緒に多様性豊かなまちづくりを目指しませんか。
団体名 一般社団法人 磐田国際交流協会
市町 磐田市
取組名 日本語教育環境整備事業
総事業費 3332813
助成金額 3000000
連携団体 文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業の委託を受けて実施。
磐田市(地域づくり応援課、外国人情報窓口、危機管理課)、社会福祉協議会、西貝地区文化祭実行委員会、竜洋交流センター、磐田市立総合病院、中東遠消防指令センター、市内スーパーマーケット、磐田市教育委員会、自治会連合会豊田支部、多文化共生リソースセンター東海、一般財団法人熊本市国際交流振興事業団、富岡地区自治会・自主防災会、社会福祉法人聖隷福祉事業団こうのとり東保育園、子どもの健康と環境を考える会、みんなでうさぎ山を楽しむ会、聖隷クリストファー大学、静岡県立大学、東海日本語ネットワーク、行政書士、法律事務所(弁護士)、学校教諭、公益財団法人浜松国際交流協会、東京学芸大学
  磐田市の外国人の人口は現在約7,500人で、総人口の4.4%を占めています。永住者、定住者、技能実習生、日本人の配偶者、企業内転勤など多国籍で多様な外国人が居住しています。
市内4カ所に日本語教室を設置し、各教室15人~30人の外国人が熱心に学習していますが、次のような課題があります。
  1. 日本語支援者が不足ぎみ。
  2. 日本語教室がセーフティーネットの役割も担うために、日本語支援者に多文化ソーシャルワークの研修が必要。
  3. 日系ブラジル、フィリピン人向けに、生活に役立つ日本語を短期で学べるプログラムが必要。
  4. 外国人が地域社会に参加するためには、日本人側の寛容性とグローバルコミュニケーション力を育てていかなければいけない。
  5. 学校における日本語支援者の拡充が喫緊の課題。
目的 多様な連携・協力体制を構築し、多角的な切り口から「生活者としての外国人」のニーズに応える多様な日本語学習の場を提供するとともに、多文化共生のまちづくりを目指して地域の日本語教育環境を整えます。
概要

1.学び合い、人とつながる日本語教室
磐田市豊田支所、ワークピア磐田、西貝交流センター、竜洋交流センターの4ヶ所で日本語教室を実施。外国人参加者のレベルに合わせたレベル別活動、対話を中心とした活動、行動・体験を中心とした活動を取り入れています。
2017年から、ワークピア教室に「日本生活スタートクラス」を設置し、日本で安心・安全に、より良い生活が送れるよう、専門機関と連携・協力してより生活に密着した内容で活動を行っています。


2.地域つながりづくり日本語講座
自治会連合会豊田支部と合同で年2回「自治会長と話そう」を開催。1回目は「多文化共生」、2回目は「地域防災」をテーマに、講話と、外国人と自治会長との意見交換を行いました。地域防災訓練に外国人を引率して参加し、外国人の防災意識の啓発と、避難所の外国人受け入れの体制整備に貢献しました。


3.保育園との連携による子育て日本語教室
就学前の子どもを持つ親を対象に、子育てと教育について学ぶ教室を実施。外国人、日本人、両方の親子を対象に実施し、対話活動を取り入れて相互の多文化理解を図り、国や文化を超えて子育て仲間をつくる機会としました。保育園や磐田市教育委員会、防災市民団体など専門家の協力を得て、子どもとの関わり方、遊び、ことばと教育、防災、料理・栄養について学びました。


4.日本語ボランティア養成講座
地域日本語教育について学び、活動案を作成し実際の教室で授業を行う実践を取り入れました。


5.日本語支援者のための多文化ソーシャルワーク研修
外国人が巻き込まれやすい法的トラブル、在留資格、メンタルヘルス、病院・医療通訳について、それぞれ専門家を講師に招き研修を実施しました。


6.教育委員会との連携によるJSLサポーターの養成・研修(JSLサポーター:JSLカリキュラムに則った学習をサポートする支援者)
外国人児童生徒の実情と支援体制の講義、小学校におけるサポート見学、支援方法と心得、受援経験者の体験談、サポート体験を通してJSLサポーターを養成しました。


7.フォーラムにおける日本語教室の活動紹介と成果発表
日本語教室の活動紹介、子ども絵画展出品、多言語絵本よみきかせを行いました

特色/特徴

・行政や専門家、市民団体等との多様な連携力を活かし、幅広い日本語教育活動を実現しています。


・子どもから大人まで、国籍も在留資格も多様な外国人のニーズに合わせて、様々な形態の学習の機会を提供しています。


・20代から80代までの男性、女性、日本人、外国出身者、教育関係者など、支援者も多様で充実しています。最近は、日本で育った外国ルーツの若者の活躍が顕著で頼もしいです。


・日本生活スタートクラスや多文化グローバル子育て教室など必要に応じて通訳を配置しています。


・教室コーディネーターやクラスコーディネーターを配置し、組織的な運営を実現しています。


・日本語教室活動の一環として、地域行事に参加したり、一般参加者を募集して「外国料理交流会」を開く等、地域の日本人と交流を積極的に行い、地域密着型の日本語教室を目指しています。

実績

・「日本生活スタートクラス」では、知りたかったことが分かったり生活課題の解決ができるため、多くのブラジル人が継続して参加するようになりました。


・短期滞在の学習者にとっても、日本人との交流の場、日本語力のブラッシュアップの場として機能しています。


・日本語教室の子どもクラスで学んだ子どもたちが、高校進学、大学進学を果たしています。


・地域との関係性づくりを目指した「地域つながりづくり日本語講座」では、2年、3年と継続して事業を行ってきた効果が表れ、自治会長と外国人が活発に意見交換をする姿が見られたり、地元の避難所運営訓練実行委員会が外国人を受け入れる態勢を整え、充実した訓練を行うことができたりしました。


・「子育て日本語教室」では、外国人と日本人と相互の多文化理解が深まっています。参加者が主体となって行う「多言語絵本よみきかせ」は、日本人の多文化理解と外国人の活躍の場になっています。


・日本語支援者とJSLサポーターが増えています。

今後の展開 磐田市は、2017年度から「地域の課題は地域で解決する」という方針に基づき、市内23カ所の交流センターを拠点に地域づくり協議会を設置し地域づくりを推進しています。この動きに合わせて、交流センターや地域づくり協議会との連携を強化し、日本語教室が地域の多文化共生の拠点としての役割を担えるようにしていきたいと考えています。

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