静岡県立浜松北高校定時制生徒のための日本語教室(外国ルーツの生徒のための企業見学)

2026年03月01日

当協会では、授業開始前の時間に日本語教室を週1回開催しています。日本語教室では、日本語能力試験の対策や、漢字、語彙を勉強する生徒もいれば、アルバイトや家族、友達のことを話に来たり、生活にかかる相談や質問をする生徒もいます。
卒業後は「就職」を希望しても、実際にどのような業種や企業があり、どういった業務内容なのか等、日本社会で働くための基礎知識が身についていないことから、進路決定が遅れたり、非正規雇用を選択したりする生徒も見られます。そのため、仕事内容や働き方について理解を深めることを目的とし、日本語教室の一環として、地元企業を訪問する機会を設けました。中には外国人正社員が在籍する企業もあり、より身近に「働く」ということへの理解を深めることにつながりました。

訪問企業(参加生徒数11名)

  • 鈴与カーゴサービス㈱ (物流・配送)
  • 城北機業㈱ (製造業 二輪車部品、自動車部品)
  • 浜松日産自動車㈱ (自動車販売、整備)
  • ソフトプレン工業㈱(プラスチック加工)
  • 廣川精機㈱(金属加工)

参加生徒の感想

・プラスチックの成形工場を訪問した際に、皆が並外れた集中力と忍耐力で作業しているのを目の当たりにしました。プラスチック成形業界は、日用品の生産にとどまらず、将来的にも力強い成長が見込まれています。自動車、エレクトロニクス、ヘルスケアなど幅広い分野で応用され、業界の発展に貢献する産業であることが分かりました。

(ソフトプレン工業訪問 ベトナム出身2年)

・外国人従業員の方から、入社後はすべてが初めてのことばかりで、何が正しいのか、何が間違っているのか分からず、不安が大きかったという話を聞きました。もう1人の外国人従業員の方は、入社時は日本語力が不足していたため、仕事上の問題について同僚とコミュニケーションが取れず、苦労したというお話を聞きました。しかし、自分で懸命に努力し、今は社内の皆から認められるようになったそうです。工場見学では、生産工程や最新の技術、品質管理、仕事をする上での安全について理解を深めることができました。それによって、規律ある仕事ぶりや責任感が大事であることがわかりました。この経験を今後の学習や仕事に活かしていきたいと思います。

(廣川精機訪問 ベトナム出身2年)

・会社見学を通して人を手伝ったり、助けたりする仕事をしたいと思いました。自分が好きなことに前向きでやっていくことが大事だと思いました。見学で見た会社の人たちみたいに、立派な社会人になりたいと思いました。これから、会社見学で学んだこと、知ったことを忘れず、自分の進路を考えていきたいと思います。

 (鈴与カーゴサービス訪問 ブラジル出身、3年)