令和6年度ブラジル人学校生徒キャリア形成支援事業静岡県委託事業)

2024年09月04日

本事業では、県内のブラジル人学校に通う生徒を対象にキャリア教育を実施しています。生徒一人ひとりが卒業後の自分の進路や将来について具体的に考え、さまざまな可能性があることを知り、進路について理解を深めることがねらいです。ニッポ・ブラジレイロ(菊川市)で3名のブラジルにつながりのある講師が自身の経験談を話し、生徒たちへ応援メッセージを送りました。

講師

  • 村上 ナオキ 氏(県教育委員会日本語指導コーディネーター他)
  • 泉 恵美子 氏(Café fonte)
  • 紺野 レイジアニ 氏(掛川市教育委員会、掛川国際交流センター)

講師3名が自分の今の仕事の内容と今日に至るまでの経験をお話ししました。村上氏からは現在自分が関わっている多数の仕事(県教育委員会日本語指導コーディネーター、磐田国際交流協会職員、定時制高校2校での支援員、病院や児童相談所の通訳等)について紹介し、自分が「助けられる側」から「助ける側」となり仕事ができていること、自分に合った働き方ができていること、自分は「運がいい」と思っているが、日頃から準備をしていないとその「運」もやってこないこと、日本語学習の大切さを実感していること等お話しがありました。泉氏からは、ブラジル生まれの日系3世で学習言語の習得が難しかったこと、経済的に大変ではあったが自分でお金を工面して大学を卒業したというお話しがありました。また、生徒たちに「できないことの言い訳を環境のせいにしない」ということや、頑張っている外国人を支援したいという思いからカフェを創設したこと、正社員と派遣の違いについてお話しされました。紺野氏からは来日時は日本語ができなくて苦労したこと、日本語を習得した後はホテルでの勤務や現在の通訳の仕事につながったというお話しがありました。 生徒たちは真剣に話を聞き、「いつ自分にその仕事が合っていると思ったのか」、「その仕事をやろうと思った理由は何か」等質問がありました。また、「夢を信じて頑張れば叶うと思った」、「もっと挑戦してみようと思った」「よい未来が待っているかどうかは自分次第だと分かった」等感想が聞かれました。