日本の高度な科学技術､それに基づく日本経済の躍進により､特にアジア諸国の多くの若者が日本に対する大きな憧れと期待をもち､日本で学ぶことで 自らの将来への夢を描いている｡本校は日本の高等教育機関に留学し､学術･文化･技術等を習得しようとする者に対し､必要な日本語教育を施し､日本事情･ 日本社会への理解を深めさせることにより､彼らの夢の実現の手助けをし､国際社会で活躍できる人材の育成を目的とし設立された｡日本語教育振興協会で認定された定員180名の日本語学校である｡実際の学生数は100名程度で､中国、インドネシア、スリランカ、ベトナム、ミャンマー、インド等の学生が学んでいる｡入学時期は4月､10月の年2回､卒業時期は3月で､2年課程と1年半課程とがある｡授業は午前の部と午後の部 との2部制である｡大多数の学生が日本での進学(大学院､大学､専門学校)を希望しており､そのために必要な日本語教育を施すと同時に日本社会･文化に対 する一般的な教養を習得できるようカリキュラムを編成している｡また､日々日本での生活上必要な日本の生活習慣やﾙｰﾙについての指導も欠かすことができ ないものである｡ 本校の特色として､学生が落ち着いた環境の中で学習できるように願い､後援会が組織され様々な交流がなされている｡後援会にとどまらず､近隣の人々をはじめ､各種団体､小学校との交流会等が催され､学生生活に彩どりをそえている｡
「日本に来て学んでよかった」と学生が実感できる教育を実現できることが、私どもが国際社会に貢献することにつながることであると信じている。