平成27年度 静岡県教育支援者研修会

2016年02月12日

研修会を静岡県教育委員会と協働で開催

外国につながる子ども達への日本語・学習指導のあり方を学び、学校現場での課題から支援体制の改善策などについて協議する研修会を静岡県教育委員会と協働で開催しています。5年目の今年は、湖西市、磐田市、菊川市、藤枝市、焼津市、沼津市、裾野市の7市で各市教育委員会の協力を得て実施しました。講師に静岡大学教職大学院 准教授矢崎満夫氏を迎え、各市における現状の支援体制と課題をふまえ、日本語・学習支援が必要な子どもに対してどのような協力体制や学習環境を作るべきか、カリキュラムの工夫の仕方などについて改善策を協議しました。さらに、子どもの学び・成長を中心に沿えて、子どもの学びが分断されないように指導者・支援者がつながるためにはどうしたらよいか、グループワークを通して考えました。

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外国につながる子ども達への支援体制や人員配置、取り組み内容は自治体によって温度差があるのが現状ですが、どの市でも子どもにかかる課題は複雑化・多様化しており、教員だけでは対応しきれない実情と課題が浮き彫りになりました。また。しかしながら、子どもの成長は待てないこと、子どもの問題は大人の問題であることから、どうしたら課題が改善されるか、「連携」をキーワードにアイデアと意見を出し合い、学校や地域単位で取り組んでいくことが求められていることが確認されました。