日本語指導が必要な児童生徒支援研修会

2017年08月04日

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平成23年度から県教育委員会と協働で日本語指導が必要な子どもたちへの日本語・学習指導方法の工夫について学ぶ研修会を実施しています。今年度の研修会は、講師に近田由紀子氏(文科省初等中等教育局国際教育課)を迎え、「特別の教育課程」や学習活動の組み立て方法について学び、講師には、具体的な実践例を紹介いただきました。日本語・学習指導が必要な子どもとは一体どういう子どもなのか、指導の必要性を誰がどう判断するのか、加配教員・支援員・ボランティアもいない体制の中、どのような授業の工夫ができるか等、出席者同士の意見交換を交えて考えました。教員の皆さんからは「大丈夫だと思った子どもも、もしかしたら学習に苦労しているのかもしれない」、「少しでも在籍での授業が分かるように板書の工夫をしたい」、「視覚教材の活用を心掛けたい」等という感想が聞かれました。一方で、具体的な指導方法はもちろん、子どもの困り感にどのように寄り添えばよいか等、担当教員が一人で抱え込んでいる現場も多く、広域における情報共有や小中学校間での連携など、体制整備の課題も浮き彫りになりました。 今年度は磐田市、藤枝市・吉田町の合同、富士市、掛川市、菊川市の5か所で実施します。