外国人の子ども支援関係者ネットワーク会議

2016年12月01日

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外国につながりをもつ子どもの教育問題を考えるため、県・市町の教育委員会指導主事、多文化共生担当課職員、国際交流協会職員が集まりました。県教育委員会・県多文化共生課・当協会の3者連携によるはじめての試みです。午前中は、(公社)国際日本語普及協会(AJALT)理事長 関口明子氏を講師に迎え、母語と第2言語習得における年齢の関係や、日本語を「核」となる言語として確立させるために、どのような支援者と連携体制を構築すべきかということを考えました。また、日本語が母語でない子どもたちにどのように日本語を教え、さらに学習につなげていくためにはどうすればよいか、教員・バイリンガル支援者・日本語支援者等、子どもに関わる大人たちが「日本語を支援する」ということの意味を理解し、子どもを中心とした連携が必要であるということを再認識しました。午後は、焼津市教育委員会から地域の人材を活用した支援活動の報告や、静岡文化芸術大学2年 ミウラサユリさんにご自身の学校生活や日本語習得にかかる経験談を発表していただきました。さらに、文科省の施策内容を整理したり、県国際交流員よりフィリピンとブラジルの教育状況について紹介がされたり、出席者の地域それぞれが抱える問題の共有をしたりしました。