令和元年度 助成決定団体及び助成額等
2021年08月02日
企業や個人から寄せられた寄付金を活用し、地域で行われる日本語習得や居場所づくり等、 日本語学習環境の整備に取組事業に対して助成を行います。助成は 1.日本語学習支援 2. キャリア教育支援 3.地域住民との交流 4.子どもの居場所づくり の4つのテーマに関する事業を募集しました。
運営委員会の協議を経て、次の4団体が実施する事業への助成が決定されました。
団体名 |
事業名 |
内容 |
助成金額(円) |
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ソヒゾ デ クリアンサ(菊川市) |
放課後支援・学習クラブ |
平成30年度採択事業の令和元年度分実施事業。週3回、学校終了後の放課後に集まり、ゲームで交流したり、学校の宿題をしたりする活動を実施した。 日本語が分からない保護者は宿題を見ることができないため、感謝された。 ブラジル人だけでなく、サポートが必要な子どもであれば誰でも参加できるように呼び掛けたが、結果としてブラジル人の子どもだけになってしまった。 |
131,250 |
オブジェチーボ ジ イワタ(磐田市) |
ブラジル人学校における職業体験及び進路指導 |
日本語でやり取りできる生徒4名を選抜し、「NPOドリームゲート」による日本人の子どもを対象とした職業体験プログラムに参加させた。 通訳に頼らず日本語でコミュニケーションを図り、自信をつける機会となった。協力企業は「たこまん」「スズキ販売磐田」「磐田グランドホテル」「モスファームすずなり」の4社。 日本語がほとんどできない生徒4名は通訳帯同で「ケアハウスゆやの里」を訪問し、スタッフに習って利用者と交流した。 |
281,600 |
学校法人ムンド デ アレグリア学校(浜松市) |
スポーツを通じた地域住民との交流事業 |
高校生生徒が運営メンバーとなり、主体的に日本語のチラシ作成や交流会に向けた準備を行った。 スポーツはバレーボールを選び、当日は日本人18人が参加し、ブラジル人高校生29人が参加した。 会場確保に苦労したが、参加した生徒からは日本語でイベントを成し遂げた達成感にもつながり、次回の実施を希望する声が多かった。 |
315,070 |
湖西国際交流協会(湖西市) |
体験型日本語初期支援指導教室 |
日本語が身についていない子どもに対して、学校に編入する前に15~20日間に渡り、初期日本語指導を実施した。参加生徒は13名。 できるだけ指導者がマンツーマンで子どもに寄り添い、日本語指導だけでなく、自宅から学校までの通学路を一緒に歩き、体験を通して交通ルールを教えた。 学校の協力を得て、事前に学校見学や授業体験を行うことで、子どもだけでなく、保護者の不安軽減につなげた。 |
374,000 |
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合計 |
1,101,920 |