静岡県多文化共生総合相談センター「かめりあ」 出張専門相談会

2021年01月08日

当協会は静岡県からの委託を受けて静岡県多文化共生総合相談センター「かめりあ」を設置し、在留資格、仕事、保険、税金、子どもの学校、病院など外国人の方が生活する上で困っていることを解決するお手伝いをしています。8~10月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う不安や生活への影響などについて、外国人からの多様な相談に対応するため、専門家による出張ワンストップ相談会を開催しました。相談会には社会保険労務士、社会福祉士、行政書士、弁護士、就職相談の方に参加いただき、外国人から寄せられる相談に対してそれぞれの専門家が対応しました。

 

8月1日 焼津市(焼津公民館)

相談者数

17名(オンライン6名、対面11名)

国籍

インドネシア1名、フィリピン8名、ベトナム4名、ペルー3名、ブラジル1名

相談内容

入管手続4件、雇用労働2件、社会保険4件、税金1件、身分関係2件、 コロナ関係7件、その他2件

9月5日 藤枝市(藤枝市役所)

相談者数

12名(オンライン7名、対面5名)

国籍

コロンビア1名、フィリピン2名、ベトナム4名、ペルー4名、ボリビア1名

相談内容

入管手続3件、雇用労働7件、社会保険1件、身分関係3件、コロナ関係1件、その他2件

10月3日 吉田町(吉田町中央公民館)

相談者数

9名(オンライン4名、対面5名)

国籍

コロンビア1名、スリランカ1名、フィリピン1名、ベトナム3名、ブラジル1名、日本2名

相談内容

入管手続2件、雇用労働5件、社会保険1件、身分関係1件、その他2件        

※複数の対応をした場合はそれぞれ1件としてカウント

 

相談会では、コロナの影響で仕事が減り生活に困っていることや、給付金や支援金についての相談が寄せられました。生活困窮に直面している外国人に対して、多様な支援金制度の情報収集や申請手順等、具体的な支援プランを提案しました。また入管手続きや、身分関係に関わる複雑な相談には、制度の内容や今後の選択肢を具体的に紹介しました。相談を詳しく聞いていくと問題が多義にわたっている例が多く、相談者の話の内容を整理しながら複数の専門家が対応することで解決に向けた手助けをしました。今後もそれぞれの市町と連携しながら相談対応をしていきたいと思います。