平成29年度静岡県医療通訳体制整備事業 医療従事者を対象とした医療通訳セミナー

2018年05月01日

イメージ画像

 

静岡県では、今年度より、外国人が安心して医療を受けられる環境を整備するために、県内医療通訳体制の整備に取り組んでいます。外国人が病院を受診する時は、ことばや文化の違いなどから、心細く不安なものですが、医療従事者にとっても、どのように外国人患者と関わったら良いか戸惑うことが多いとの報告がありました。そこで、当協会は医療通訳の必要性や活用の理解が進むことを目的に、医療従事者を対象とした医療通訳セミナーを、下記のとおり実施 しました。

研修会では、エイズ診療を通じて、多くの外国人患者を診察した経験をお持ちの名古屋医療センターの横幕能行エイズ総合診療部長と羽柴千恵子外来副看護師長から、同センターにおける外国人診療の実施や医療通訳を導入した後の医療従事者の変化などについてのお話しを伺いました。また、静岡県 地域外交局 多文化共生課から、今年度から取組んでいる静岡県医療通訳体制整備事業について、磐田国際交流協会から地域の外国人住民の現況や同協会が取り組む多文化共生事業について、当協会からは、外国人診療に活用できる映像などを紹介しました。

西部

開催時期:平成30年1月23日火曜日 17時00分~19時00分

開催場所:磐田市立総合病院本館2階 講堂

参加者:医療従事者37名、通訳者など関係者9名 合計46名

東部

開催時期:平成30年2月5日月曜日 17時00分~19時00分

開催場所:沼津市立病院 2階講堂

参加者:医療従事者36名、通訳者など関係者3名 合計39名

中部

開催時期:平成30年3月6日火曜日 17時30分~19時30分

開催場所:静岡済生会総合病院 地下講堂

参加者:医療従事者13名、通訳者など関係者7名 合計20名

平成29年度は、上記セミナー開催とともに、10月~11月に医療通訳者の養成講座の開催及び医療通訳者(病院からの要望に応じ5病院・5言語の29名)の紹介を行いました。
平成30年度は、29年度実施した医療通訳養成講座、医療従事者を対象としたセミナー、医療通訳紹介業務に加え、医療通訳フォローアップ研修会を開催する予定です。