令和3年度静岡県災害時外国語ボランティア研修会 HUG(避難所運営ゲーム)体験会

2021年12月03日

 

静岡県は、県内で大規模災害が発生した際に、外国人県民に寄り添い、多言語により通訳や翻訳の支援を行う「災害時外国語ボランティア」を育成しています。今回は10月30日(土)に湖西市で開催した、災害時外国語ボランティア研修会について報告します。

日時:10月30日(土)
場所:表鷲津多目的ホール
参加者:12名

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 はじめに湖西市市民安全部から湖西市の外国人住民の状況について説明していただきました。湖西市の外国人住民数は約3,400人で、総人口の約6%を占め、外国人住民と防災に関する様々な取り組みをしています。広報誌や動画、SNS等における多言語での情報発信、これまでに実施した外国人住民も一緒に参加する防災講座や防災訓練等を行っていることについて紹介していただきました。
 説明の後、湖西市地域防災指導員の皆様の進行でHUG(避難所運営ゲーム)体験を行いました。当日は表鷲津自治会の外国人住民の皆様にも参加していただきました。通訳ボランティアが外国人住民と積極的にコミュニケーションを取り、一緒に協力しながらゲームを進めていました。次々とやってくる避難者への対応、物資の配置や避難所スペースの確保等の難しさをゲームを通して理解することができました。研修会のまとめとして、災害時に大きな問題とならないよう平常時に対策について話し合っておくこと、地域にどのような人がいるかを知っておくことが大切だとお話いただきました。外国人住民との交流を深めながら、防災について考えるための良い機会となりました。
参加者の皆様からは、災害対策や外国出身の方への対応は日頃から準備していないと上手く進まない、初めての体験でとても楽しく学べた、といった感想をいただきました。