内モンゴル文化の紹介と料理交流

2016年06月08日

徳力格日其其格さん

2015年ふじのくに留学生親善大使

徳力格日其其格さん(デレゲルチチグさん)

中国出身

常葉学園中・高学校でモンゴル文化の紹介

7月8日に常葉学園中・高学校でモンゴル文化の紹介、モンゴル料理―シャルビンの調理を主とした交流会に参加しました。今日の活動の対象は3人の女子高校生、7人の女子中学生、合わせて10人です。

私にとっては初めて日本人の中・高学生とのコミュニケーションを図る機会でした。母国にいた時、日本の高校生の学生生活をロマンチック恋愛の映画で見ていました。今日、私は実際に皆さんとお話して気付いたのは、皆さんの自由な考え方、勉強というものが非常に楽しいということです。私が皆さんに「将来、偉い人になりたいですか」「より良い学校に行くために頑張りますか。」「親は勉強しなさいといいますか」といったいくつかの質問をしましたが、皆さん「自分の好きなことをやっていけばいいです。偉くならなくてもいいです。」「いい点数のためには頑張らない。普通に楽しく勉強していくほうが大事です。」「親は勉強に対して何も言わないです」という答えでした。

私は皆さんのこうした答えが日本の近代的教育のあり方を示していると思いました。少なくても、皆さんが周り(日本の社会)を把握しているということです。こうした考え方は将来、食べていくための勉強、全員が学者になる、といった私たちの夢と著しく違っていることが分かりました。ここから私は日本の社会が学校教育により良い条件を与えていると思いました。

今日、私たちはモンゴル料理―シャルビンを作りました。私たちは四つのチームに分けてやりました。皆さんにとっては馴染みがない料理ですが、それぞれ自分の担当した分を真面目にやってくれました。皆さんの動きから熱心な日本人のあり方をしみじみ感じさせられました。

最後に、私の皆さんへの期待は皆さんが日本という国家の枠内から飛んでいって、さらに世界的な問題に興味を持てるようなグローバル時代の国際人材になってほしいということです。

そして、今回、常葉中高学校の海野先生、沖本先生のご指導とご協力をいただき、心より感謝を申し上げます。

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