自分たちのダンスを通してみんなを笑顔にしたい!

2016年10月03日

オリジナルヒップホップダンス集団「LaN-T003(ランティー・ゼロゼロスリー)」

菊川市に活動の拠点を置く、オリジナルヒップホップダンス集団、「LaN-T003(ランティー・ゼロゼロスリー)」代表の長谷山高士さん(37歳)は、地元菊川市やその周辺地域でダンス教室開くほか、海外で開かれるイベントにも日本代表として参加するなど、幅広い活動を続けています。プロのダンスチーム結成までの道のり、海外での活動の様子、ダンスに懸ける思いについて語っていただきました。

ダンスを始めたきっかけ、そして今日までの道のり

ダンスに興味を持ち始めたのは中学~高校生の頃。高校時代に1か月、卒業後に1年半、アメリカに住んでダンスの勉強をしているうちに、将来はプロとして活動していこうとの意志が固まりました。2000年に帰国し、仲間と3人でチームを結成。(現在は4人で活動)
結成当初は東京での活動が主でしたが、徐々に静岡や浜松方面からもイベントに呼んでもらえるようになり、更には地元のダンス教室での指導と活動の場が増えていきました。 
27歳の時、仲間5人と一緒に約1年かけて中国・ヨーロッパ・アメリカと旅をしました。どの国でも、言葉が通じなくても、ストリートパフォーマンスを披露すると沢山の人が集まってきてくれました。自分たちのダンスで、みんなが笑顔になってくれるのが何より嬉しかったです。この経験を通して“一芸は、いい意味での武器になる”ことを実感しました。

海外での活動

ロシアでは毎年、世界10数カ国からサッカー選手、歌手、芸人たちが集まって「アーティストフットボール大会」というチャリティーイベントが開かれています。サッカーの試合と同時に、ステージ上で様々なパフォーマンスを披露するというこのイベントに、昨年6月、ダンスの日本代表(2名)に選ばれて参加しました。
最近、イランでも似たようなチャリティーイベントが開かれるようになったので、昨年から仲間と一緒に参加しています。今年2月、イランのケシム島で開かれた大会には世界8カ国の集団が参加し、チャリティーの一環として病院や貧しい子どもたちが暮らす施設を慰問しました。自分たちはダンスを、一緒に行った仲間はバルーンアートのパフォーマンスを披露しました。この時のみんなの笑顔から新たな活力をもらった気がします。

ダンスに懸ける思い

“ダンスは人と人とをつなぐ交流手段の一つである”、という考えで今までやってきました。事前にインターネットで情報を得ることが出来ても、その場所に足を運ばないと見えてこない部分や、実際に出会うことで新たな発見や教えられることが沢山あったので、これからも、そういう出会いを大切にしながら活動していきたいと思っています。
自分たちのダンスを見た人が、心に残る何かを感じ取ってもらえたら嬉しいです。

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記:編集ボランティア 齊藤 淑子