日本再発見~日本の文化・習慣を学ぶ IN 静岡県~

日本で生活するブラジル人の強い味方

フミオ アルメイダ さん 


記者:ブラジルのご出身ということですが、いただいた名刺には「濱里文男」と漢字で書かれていますね。

 

アルメイダ:はい、日本人にお目にかかるときには、この名刺を使います。私の母親が日本人2世で、父はブラジル人ですので、私の名前の一部を漢字で表記しているのです。

私自身はブラジルで生まれ、日本人、ブラジル人両方の社会で育ちました。

 

記者:日本にはいつ頃からお住まいになっていますか。

 

アルメイダ:15年ほど前、日本で働くため日本の親類を頼って来日しました。ブラジル出身の日系の女性と結婚していますが、子供はまだいません。

 

記者:今は静岡県内で生活されていますが、どんなお仕事をされているのですか。

 

アルメイダ:静岡県国際交流協会のブラジル人向けのサイトの運営に加わっています。県内に住むブラジル人に伝えたいこと、知りたいことをいろいろ取材し、動画サイトを利用して提供しています。静岡県国際交流協会のホームページからアクセスできますので、ぜひご覧になってください。

また、インターネットラジオ局の運営にも、ボランティアで参加しています。このラジオ局は、静岡県内だけでなく、広く日本全体、また外国に住んでいる多くのブラジル人に聞かれています。

 

記者:ブラジル人にとって、今の日本はどんな国ですか

 

アルメイダ:残念ですが、ブラジル人にとって、日本は大変暮らしにくい国になってしまいました。仕事も少なく、生活も苦しいので、できれば本国に帰りたいと思うブラジル人は多いと思います。ただ、日本で生まれ、日本語しか話せない子供のことを考えると、簡単に帰国する決心がつかないのです。

県内で働き、生活しているブラジル人たちは、言葉の問題があり、日本人なら自然に得ているありふれた情報が得られないのです。私は、そういう、日本人にとってはありふれた情報をブラジル人に伝えたいと思っています。

 

記者:そのような環境に置かれているブラジル人の立場から、日本人に最も知ってほしいことは何ですか。

 

アルメイダ:日本には、単一の「文化」しかないということが問題です。日本人は、自分たちの「文化」以外にもいろいろな「文化」が存在することを知るべきです。ブラジルでは、建国以来数多くの民族から構成されているので、多種多様の「文化」を自然に受け入れる環境ができています。そこが日本人には決定的に欠けていると感じます。

 

記者:日本人も、多くの外国人と同じ環境で生活していくためには、学ぶべきものがいろいろありますね。今日は、貴重なお話をうかがい、ありがとうございました。

 

記:編集ボランティア 良知 明

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